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江刺市の落合V遺跡出土の自在鉤
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盛岡市本宮の同市遺跡の学び館(三浦晃館長)で、第3回企画展「生活の中の考古学〜道具から見た昔のくらし」が開かれている。縄文時代から平成の現代まで、農耕や狩猟の道具、食器など日用品を通じて時代を追い、昔の暮らしと今の暮らしを比較している。
展示資料は同市所蔵を中心に100点。同市以外からは平安時代の鋤(すき)など、状態の良い木製品の資料などが出されている。接着剤の比較としては、縄文晩期のアスファルトの付いた石鏃(せきぞく)や土器と現代のボンドを並べて違いを示すとともに、縄文人の工夫を意識させる。
土器は煮炊きや貯蔵の道具だったものが、平安時代以降から鉄鍋が出てくる。軽米町の大鳥T遺跡出土の内耳鉄鍋は、かまどに直接置くよりも火の上につるす使い方で煮炊きした。当時は鉄など不燃物でつるすのではなく、草などを材料としたひもを使ったため、燃えないようにくくりつけ部を鍋の内側に付けた。鍋をつるす自在鉤(かぎ)では江刺市の落合V遺跡出土の平安時代の木製品が展示されている。
時代は下って、昭和30年代ごろまで見られた道具も数多く展示されている。市の都南歴史民俗資料館所蔵のものが大半で、鋤、踏み鋤、くわなど農具、タイル張りの文化かまどや、ぬか釜といった台所用品など。いろり模型や古代のかまど復元模型など、生活をしのばせる資料も用意した。
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鉈(なた)を上から現代、近・現代、平安時代(一戸町上野遺跡) |
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三浦陽一文化財主任は「展示を通じて、道具の移り変わりだけでなく、昔の人が、当時身の回りにあるものを工夫して使って生活していたかを知ってほしい」と話している。
同展は来年1月22日まで。
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