2005年 11月 8日 (火) 

       

■ 〈チャグチャグ助役日誌〉29 熊坂伸子 二足のわらじ2

 3時に起きて7時半まで勉強。それから洗面、朝食。8時半にはまた机に向かいます。正午まで頑張ると、午前中だけで8時間机に向かうことになります。この調子で一日過ごせたらどんな大学者になっていたかわかりません。が…、午後の私は別人。

  昼食後は集中力が途切れ30分もすると、お茶が欲しくなります。3時はしっかりおやつタイムです。ホコリが気になって掃除を始めたり、肩こり体操をしたり…だらだらと時間が過ぎていきます。4時を回るとさすがに焦って机に向かいます。そして6時まで何とか頑張りますが、時計が6時を指すと「今日はおしまい」と、きっぱりとパソコンの電源を切ります。

  それからのんびりと夕食、お風呂、テレビ。本を読んだり音楽を聴いたり、まったりと過ごしていると、早くもまぶたが重くなります。「あすも頑張るぞ」と目覚ましをセットして、あっという間に健やかな眠りに落ちるのです。

  こんな調子で、子供たちが帰ってくるころには、残り3分の1の論文の下書きと、学会発表の抄録の下書きが出来上がっていました。

  最後の1日を家族と一緒に過ごし、お墓参りを済ませて、再び滝沢に戻ったのです。

  仙台で学会発表の日は朝から冷たい雨が降っていました。発表前の緊張でボーっとしている私の前に、見慣れた顔が突然現れました。役場の職員が2人見に来てくれたのです。わざわざ来てくれたその気持ちがありがたく、元気と勇気をもらい胸が熱くなりました。

  11月末に論文を提出した後は、仙台に通わなくなった分、住民の集まりに積極的に加わることにしました。一人で車で村内を巡ってみると見慣れた景色も、新鮮に思えるのでした。

  いつも心の一部にかかっていた2足のわらじの一つが脱げたことは、しみじみとうれしく、今後は助役の仕事一本に絞れると思うと、晴れ晴れした心持ちでした。村長はじめ、応援してくれた皆さんのおかげです。(滝沢村前助役)

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