2005年 11月 10日 (木) 

       

■ 〈校長室の窓から〉22 野口晃男 親の背中を見て育つ

 「○○の父親です。先日は、わたしの子供がガラスを壊して申し訳ありませんでした。今度から気を付けさせたいと思います」

  電話は、遊んでいてガラスを壊した子のお父さんからでした。

  ここしばらく学校では、よその家や店に雪を投げる子がいて、指導を強めていました。

  その指導の中で「壊してしまったときは正直に謝ること、壊したものは弁償するのが常識です」と教えてきました。

  この子は、壊してすぐに申し出てきました。

  家に帰ってからは、家の人に正直に話したようです。

  ガラス代は請求されますが、それと引き換えに「やっていいこと、悪いこと」「遊んでいいところ、悪いところ」を区別する力がつくと思います。

  この子は、これから何かの行動を起こすとき、他の人や物に及ぼす影響を考えながら行動する人間になるにちがいありません。

  お父さんからの電話は、この子が、しっかりとした考えを持ったお父さんのもとで成長していることをうかがわせてくれました。

  そういえば、壊してすぐに謝りに来たときの態度が、とてもしっかりしていました。

  壊したときの状況を簡潔に述べ、壊したことへのおわびの言葉もありました。ああ、この子は将来もしっかりとした人間に育つ子だなと思いました。(盛岡市教育相談員)

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