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ホームスパン展を開いている田中祐子さん |
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盛岡市の田中祐子さんのホームスパン展が12日まで、同市菜園2丁目のギャラリーラヴィで開かれている。服地やストール、マフラーなどの新作約80点が展示されている。
普段の仕事の中心は、個人の注文を受けての制作。最も多く頼まれるのは、紳士用ジャケットの服地という。田中さんが「丈夫で温かく、長く着るほど味わいが出る」と太鼓判を押す服地や、自身の父親が12年間愛用しているジャケットも出展している。
マフラーなどの小物の中には、ホームスパンにシルクの糸を織り込んだ作品も。明るさとアクセントを表現した透かし織りのもののほか、定番のグレーや茶、赤のマフラーも人気だ。
今回初めて出展したのは、藤沢市の「ギャラリーそら」が仕立てた帽子。田中さんが紡いだ糸と布地を組み合わせた、モダンなデザインと温かさが同居する帽子も、訪れる人の目を楽しませている。
盛岡に生まれ育った田中さんにとって、幼いころからホームスパンは身近な存在。約30年前「機織りをやってみたい」と市内の工房の門をたたいた。2年間の修行時代には木綿や麻、シルクなども織ったが、最後はホームスパンに落ち着いた。その後は一人でこつこつと制作を続けてきた。
「ホームスパンは色の仕事」という田中さん。原毛の染色から自身で手掛けるホームスパンは、作り手によって色彩が変わるところも魅力。常に「自分の色を出したい」と思っている。
午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。
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