2005年 11月 11日 (金) 

       

■ ダイエー盛岡店撤退後のテナント募集説明会 約80人が出席

     
  50社の約80人が集まった公募説明会  
 
50社の約80人が集まった公募説明会
 
  撤退する盛岡市大通のダイエー盛岡店の後継店舗「(仮称)大通ショッピング施設」入居者を選ぶための公募説明会が10日、大通のリリオで開かれた。県内外のスーパー、衣料、外食、アミューズメント、雑貨、建築関係などの企業50社から約80人が出席。商業ビルとしての活用策に高い関心を示した。商店街関係者は、中心市街地の核店舗として集客効果を発揮するよう強い期待を寄せている。
 
 建物を所有しているのは岩手自動車販売(山田一夫社長)。管理運営は中央通の不動産管理・運営会社中央トラストホールディングス(瀬川賢也社長)が受託している。新施設のコンセプトは「大通ニュー・エンターテインメント・コンプレックス」。施設計画案や賃料などの出店条件を説明した。

  説明会の冒頭山田社長が登壇。「33年の歴史のあるダイエー盛岡店閉店にあたり、市民から惜しむ声やなくなると困るという声が多い。盛岡生まれでこの地域で暮らしたわたしにとっても愛着がある」「やる以上は中途半端でなく、もっと大通に人が集まり、一つの核となる新しい店づくりをしたい。大阪の道頓堀のように庶民と密接な商店街になるように」とあいさつした。

  吉田莞爾盛岡大通商店街協同組合理事長もあいさつ。「大通かいわいにはマンション住民も多い。ダイエー盛岡店は大通の入り口であり出口。もりおかスクエアとして3年間、一緒に共同売り出しをしてきた。ぜひ住民や来街者が今まで通り生活を楽しめるビルになるよう期待したい」と出席者に呼び掛けた。

  計画概要や条件は同ホールディングスの横澤寿郎広報担当が説明した。建物は鉄筋コンクリート造、地下1階、地上5階、塔屋2階。建設面積は2751平方メートル、延床面積は1万5876平方メートル、店舗面積は8908平方メートル。地下1階(2108平方メートル)以外は、約1300平方メートル台が平均面積。

  計画案では1階入り口に85・52平方メートルの区画を増設、カフェなどのスペースとしての活用を記載。正面と南側の壁面を巨大な企業広告として使用する。入り口付近にエレベーターを新設し、エスカレーターの増設を図る。

  賃貸形態は基本的には全フロア一括貸し、区画分割貸しの2種類。地下は生鮮品売り場としてワンフロアで貸す計画。1階は一括貸しか12区画の分割。1区画32・47平方メートルから202・36平方メートルまで。2階、3階も全フロア一括貸しか区画分割貸し。3階一部を吹き抜けにする案も記載されている。4階、5階は一括貸し。

  賃料は地下1階が3・3平方メートルごとに7千円に、共益費2500円。1階は3・3平方メートルごとに1万円と共益費2500円など。契約期間は原則10年、以後3年ごとの更新。冷暖房、床材、照明器具などの設備・内装費は原則、所有者の負担。

  出店受け付け期間は30日まで。申し込みは同ホールディングス(電話652−8888、ファクス652−6668)。選考結果通知は12月中旬。

  説明会に出席した県内の衣料業者は「大通はまだまだ魅力ある地域。物販が大変というが品ぞろえと販売手法。出店は多いに検討したい」と前向き。首都圏の外食産業の幹部は「賃料はそう高くない。当社では市場調査中だがマンションなどの需要ももう少しありそう。競合他社に負けないよう出店を考えたい」と話していた。説明会には出席しなかったが、ファーストリテイリングからも出店を検討中。

  横澤広報担当は「きょうは説明だけ。質問などは各社からメールで受け付ける。今回の計画は案であり、出店希望者の意向を聞きながら個別対応も行うつもり。県内外の思わぬ企業から打診もあった。要望があれば全フロアや一棟貸しも検討したい。又貸しもオーケー。いずれ業種や事業内容などを総合的に審査した上で決めたい。12月中に仮調印して来年から着工し、ゴールデンウイークにはオープンしたい」と話していた。
 

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