NHKの地上デジタル放送の開始記念式典が1日、盛岡市上田4丁目のNHK盛岡放送局(安部道局長)で行われた。竹内重徳副知事、伊藤勢至県議会議長、岩手放送、テレビ岩手、岩手めんこいテレビ、岩手朝日テレビの民放各社代表ら約50人が出席。NHKのど自慢司会の宮本隆治アナウンサーを迎え、テープカットで放送新時代の幕開けを祝った。地上デジタル放送は高画質、高音質でデータ放送による視聴者との双方向メディアとして普及が進められている。
安部局長は「デジタル放送の開始は80年の放送の歴史の中で大きなできごと。見るテレビから使うテレビになるデジタル機能を搭載したテレビで放送が高度化される。携帯電話とパソコンの発達にテレビが参入するということだが、テレビはリモコンひとつでアクセスできる。デジタルデバイドをテレビによって解決したい」と式辞を述べた。
竹内副知事と伊藤議長に続いて、岩手放送の小西隆昭社長が「NHKと民放はかなり前からデジタル、デジタルと騒いできたが、あっという間でとても早かった。岩手の放送史に1ページを開く日だ」と民放を代表して祝辞を述べた。
そのうえで「NHKと民放は、山間部が多い岩手県では一緒に課題解決にあたらねばならない」と放送界一丸となって視聴エリア拡大に努めるよう訴えた。
地上デジタル放送は東京、大阪、名古屋の3大都市圏に続いて1日から東北地方で放送が始まり、NHK盛岡放送局は同日午前4時20分からスタートした。当初は26万世帯の視聴エリアで、2011年にアナログ放送からデジタルへ全面的に切り替わるまでNHK、民放とも順次、放送エリアを拡大する。
|