紫波町に代わって合併処理浄化槽を整備する紫波PFI浄化槽整備が町内を中心に7社の企業で設立され、仮契約書が交わされた。同様の方式での企業は全国で4番目だが、浄化槽の設置工事、土木、管工事、保守点検、清掃など関連するすべての企業が参加して総合的に対応する企業は同社が全国初になる。
PFIへの参加を決めた理由について冨岡靖博社長(39)は「民間企業のノウハウを活用して公共のサービスを民間で行うという手法です。われわれの努力で水洗普及率が向上する。自分たちで広報活動、設計、施工、維持管理を10年間の長いスパンで行う。紫波町民として紫波町の水環境の向上を図りたい。この事業を行うことで経済効果も出ると思う。ほかに持っていかれるよりは地元で精いっぱい努力しようと考えた」と話す。
来年度から毎年200基ずつ浄化槽を整備、町の買い取りは整備の翌年となり1年間自己資金で運営する体力が必要になる。
資金は年間2億円必要になる。信用金庫や農協を含めた地元金融機関と連携をとる予定でいる。「金融機関に立て替えしてもらうことになっている。今回は1年後に買い取ることになっており、民間の企業よりはリスクはない。ただ、われわれが努力しないことには前に進まないことだから、広報活動、人にいかに浸透させるかが大きい」という。
紫波PFI浄化槽整備株式会社は社員2、3人程度。工事は協力業者(出資企業)に発注する。「役場との窓口となり、いろいろな調整をするのが今回設立した紫波PFI浄化槽整備株式会社。構成企業グループの中に建設から維持管理、くみ取りまですべての業種がそろっている」と、グループでの運営のメリットを強調する。
「全国で4例目といってもくみ取り業者が入っているのは紫波町だけ。総合的なPFIとしては紫波町が全国初。それだけに成功の前例にしていきたいと頑張っている。広報活動をしっかりやって普及率を100%にもっていくよう頑張っていきたい」と、PFI成功に意欲をみせている。
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