2005年 12月 2日 (金) 

       

■ 〈美術〉日だまりにある「白の庭」 瀧川真紀子さんがインスタレーション

     
  瀧川真紀子さんのインスタレーション「白の回廊・白の庭編」  
  瀧川真紀子さんのインスタレーション「白の回廊・白の庭編」  
  青森県在住の瀧川真紀子さんの個展「白の回廊」が3日まで、盛岡市上ノ橋町のギャラリー彩園子Tで開かれている。会場全体を使ったインスタレーション「白の庭編」が展示されている。

  会場中央に白い砂でつくり出された庭は、日だまりをイメージ。木の切り株や草、木製の箱などのほか、自身が白い土で作ったさまざまな人工物が、箱の中や砂の中に見え隠れしている。

  白い砂に出合ったのは1年前。作業場近くの岩木山で採取し「何かをつくりたい」と構想。今年の秋に制作に取り掛かり、2カ月をかけて完成させた。

  地元では、白い砂はお盆のときに墓の前に敷いたりする神聖なもの。白という色を糸口に、それぞれの人の心の奥にある、普段は忘れている原風景と浄化のイメージを重ねている。

  作品を規則正しく壁面に展示する通常の展示から離れ、自分の手でつくったものをわざと土の中に入れたり、自然の草や土をメーンに持ってきた。「否定を重ねていくと、どういう真実が見えるか」という課題にも挑戦している。

  午前10時から午後7時(最終日は同3時)まで。


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