■ 〈岩手高原スノーパーク2年目の挑戦〉5 ペンション村に明かり
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スノーパーク再開で冬季の宿泊客をどこまで増やせるか(岩手高原ペンション村) |
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休業期間は7季に及んだ。「客が激減し出稼ぎも考えた。閉めて山を離れた人、見切りを付け転職した人もいる」。岩手高原ペンション村「ペンションさんりんしゃ」オーナー三輪亨さん(59)は長かった休業をかみしめる。宿泊施設のない岩手高原スノーパークとペンションや近隣の温泉宿泊施設は切っても切れない関係にある。
再開1季目、岩手山南麓(ろく)エリア協議会企画のペンション村と岩手高原のスキー、温泉の期間限定パックには応募が殺到した。手応えを感じた。
今年9月、系列スキー場のため仙台であったイベントに他のペンションや宿泊施設と参加。正月明けには町内3スキー場連携の2泊3日のプランもある。
三輪さんは「夏はそこそこ入込みがあり、冬ほどダメージはなかった。再開して、ゼロだった12〜3月に収入があれば全然違う。岩手高原には宿がないのでつながりを持てた」「昨季は脚光を浴びた。県内に行き渡った。県外はこれから。一人でも多くスキーヤーが来れば効果はある」と、連携に積極的だ。
同じイベントに参加した温泉宿泊施設「ぬくもりの里NUC(ヌック)」支配人照井和好さん(59)の昨季の感触はやや違う。ペンションより部屋数が多く、個人、少人数の客だけでは再開の効果を実感できなかった。
「1年目、東北6県、スポーツ店にチラシを配った。期待は外れ、チラシで来た客は100人以下だった。スキー帰りの入浴客はいたが、泊まってもらわなければ売り上げは増えない」。
今季は11月に運営主体の県医療局職員互助会の関係団体へ案内を出した。スキーとセットの1泊2食の宿泊プランも用意した。今月23〜25日には盛岡エリアスキー場協議会の仙台イベントへ足を運ぶ。
「岩手高原は周囲の施設と連携しなければと、客を紹介してくれるのでありがたい。9月の営業が1〜3月の客の増加に結びつけば」。今季こそはとの思いがある。
◇ ◇
岩手高原は今月24日、NPO少子高齢化対策支援協議会(盛岡市八幡町)と共催で結婚支援企画「出逢いのゲレンデ」を開く。
同協議会は同市内で保育所運営、結婚支援情報誌を出版。市町村農業委員会や青年団体による見合いパーティーに協力する。「少子化対策は地域振興、担い手育成」という。
同イベントは今年3月も開かれた。会場がスキー場なのは初めてだった。80人が参加し、誕生したカップルから報告もあった。
事務局長の内藤英典さん(32)は「予想より参加が多かった。人を集めたいとの考えは同じ。スキー場なら結ばれた二人の思い出の場所になる。ゲレンデではリフト券に参加者同士分かるマークを付ける」という。2部制で夜はパーティーだ。
スキーにプラスアルファするための連携は始まったばかりだ。
(大崎真士記者)
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