第2回盛岡市中央卸売市場運営協議会(会長・木村伸男岩手大農学部教授、委員16人)が5日、盛岡市役所で開かれた。懸案となっていた青果部の体制について、現行の卸売1社体制のまま関係者が協力し、市場全体の活性化に当たることを確認した。市場のあり方をめぐる卸売業者と仲卸業者らの対立はひとまず収拾され、再スタートを切る。
会議では細沼敏弘市場長が「市場経由率が低下する中、市場の生き残りをかけ戦略を構築していく必要がある」と関係者一丸となった取り組みの必要性を強調。卸売業者については「集荷、販売力の強化、増資に向けて努力していただく」と説明し、関係者の歩み寄りを促した。
青果部卸売業者の丸モ盛岡中央青果の吉田武志社長は「与えられた任務を粛々とやっていく」と発言。これに対し仲卸業者で組織する盛岡青果卸売協同組合の米内征四郎理事長は「(理想の卸売業者を目指す)力強い意思表示だと受け止めたい。市場活性化に向け協力して取り組む」と述べ、業者間の協調に合意した。
市場青果部は卸売業者1社の経営破たん後、青果部再生委員会の報告書に基づき、集荷販売力や資本などが充実した「理想的な」卸売業者による1社体制での再生を目指してきた。
盛岡青果卸売協同組合などは現体制について「理想的な卸売業者になっていない。第三者機関を設置し、卸売2社体制を検討すべき」などと市場運営協議会で主張。卸売業者と仲卸売業者の十分な関係修復が図られないまま今年度に至っていた。
青果部の取扱高は04年度、数量が10万1200トン、金額が214億1千万円。ここ10年間のピークに当たる96年度は13万8800トン、293億6千万円で数量、金額とも減少傾向は否めない。市場法改正による市場間競争の激化や市場外流通の拡大など、市場を取り巻く環境は厳しさを増している。
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