2005年 12月 8日 (木) 

       

■ 〈白き神々の座へ〉4 矢羽々文一郎 世界最高峰

 世界最高峰・エベレスト(8848メートル)は、イギリスがインド植民地時代にヒマラヤ山岳地帯を測量し、ピーク15と呼んでいた山でした。後に世界最高峰と判明して、当時の測量局長ジョージ・エベレスト卿の名を付して命名し発表しました。ネパール名でサガルマータ(母なる大空)、チベット名ではチョモランマ(世界の母神)と呼ばれています。

  イギリスは、エベレストの初登頂に異常なほどの情熱を注ぎ、1921年(大正10年)、第1次エベレスト登山隊をチベット側から派遣して以来、32年にわたる苦闘の末に9度目の挑戦で初登頂を成し遂げました。

  1953年(昭和28年)5月29日、エドモンド・ヒラリー隊員とシェルパのサーダー(頭)テンジン・ノルゲが世界の頂に立ち、吉報がエレザベス女王の戴冠(たいかん)式の前夜、ロンドンに届き、世界中の人々が歓喜しました。岩手国体開催の1970年(昭和45年)には、松浦輝夫、植村直己両隊員が日本登山隊として初めて頂を極めました。ヒマラヤ・スーパーフライトの巡航高度は7600メートルで、かつて、両国登山隊がたどった東南稜ルートが、機窓から明確に視認できて感動を新たにしました。

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