【第2特集】今年夏、盛南地区にイオン盛岡南ショッピングセンターがオープンする。届け出によると、本体部分の店舗面積は、前潟地区にある盛岡SCを上回る約3万7千平方メートル。2店の間の距離はわずか3キロ。しかも盛岡西バイパスという大動脈の道路1本で結ばれている。設置者は盛岡SCがイオンモールなのに対して、南SCはイオンの直営。同じグループ会社で経営される。競合2店ではなく巨大なツインSCと呼ぶのが正解だろう。
イオンの集客力のすさまじさは、盛岡SCのこの3年を見て誰もが認めるところ。イオンの進出に伴って休日の通行者数が、中心市街地では6割ダウンしたという報告もある。消費者にとって中心街の魅力低下は明らかなようだ。
この夏のツインSC出店で、中心商店街はさらに苦しい戦いを強いられることになるのは確実。地場の経営者は今、何を考え、どんな手を打とうとしているのか。既存大型店経営者のインタビューも含めて徹底取材した。
3日付からは、老舗経営者の声を連続インタビューで紹介する。数々の苦難や危機を乗り越えて生き残ってきた盛岡の老舗は、今回の危機をどう乗り越えようとしているのか。その中の何人かは、これまでの手法を捨て、看板も捨てると話す。
盛岡の商業界は今年、かつてない激動の波に直面している。
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