2006年 1月 3日 (火) 

       

■ 〈チャグチャグ助役日誌〉37 熊坂伸子 1職場1改善

 さまざまな試みを続ける滝沢村役場ですが、1職場1改善の取り組みは特に優れていると感じました。民間ではしばしば耳にするものですが、お役所での取り組みというところがいいのです。各課、各現場での住民サービスの向上に向けた工夫や努力が紹介され、村長以下経営層による審査が行われます。

  この取り組みによって仕事の効率が上がるとか、住民サービスが向上するといった成果は実は2次的なものです。真のメリットは、日常の地道な取り組みをトップに知ってもらうことで、職員のモチベーションが上がることです。それぞれの現場で小さな工夫や努力が日々行われていることが、そしてそのことを懸命にアピールし思いを伝えようとする姿が感動を呼ぶのです。

  また、審査員を務めるメンバー以外にも、関心を持った職員、議員が聞きに来ています。そのような中で、自分たちの仕事に誇りを持って、住民サービスの向上を目指して取り組むさまざまな努力を、皆に分かりやすく伝えるという作業は、職員のプレゼンテーション能力をこの上なく向上させます。

  住民に説明する、上司を説得する、同僚に理解を求めるなど、あらゆる場面でプレゼン能力は21世紀の公務員必須の能力です。その意味で、この取り組みは100の研修を受けるに匹敵する効果をあげるはずです。住民にも公開し、そのことを堂々とアピールするべきです。

  1職場1改善の取り組みをさらにバージョンアップする確実な方法があります。それは、村長、部長の経営層が「私の1改善」と称して例えば「村長室も完全禁煙にします」とか、「経営会議で必ず発言します」「がちがちの管理型思考から、柔軟な経営型思考に転換します」などと自らの課題と改善策を全職員の前で宣言し、きっちりと実行して見せることです。

  そうすれば職員の仕事へのモチベーションは格段に高まることでしょう。行革で有名な滝沢村ですからぜひやって見てください。(滝沢村前助役)

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