2006年 1月 4日 (水) 

       

■ 〈白き神々の座へ〉23 矢羽々文一郎 ヒマラヤで募金

     
  育英募金を行う一行  
 
育英募金を行う一行
 
  ヒマラヤの山岳地帯に住む人々は、古くからの伝統的な、各民族固有のしきたりや慣習を守り、生活している人たちが圧倒的に多いように思われました。

  日々の暮らしは民族によって異なる宗教の戒律に従い、熱心な信仰心によって培われた規律を守り、一定の生活様式が厳しく保たれていることが察せられました。

  個々の貧富の差も「神が与え給うたもの」と、受けとめているようで、「持てる者は相応の恵みを施し、授かる者は神に感謝して受ける」という姿が、日々の暮らしのなかにも浸透しているように思われました。

  ヒマラヤを越えてチベットに通じる街道筋の一角で、奉仕活動を行っている婦人の姿が見られ、恵まれない子供たちへの募金を聖者のごとく、粛々(しゅくしゅく)と行っておりました。

  この地に至る道々で、西欧並みの制服にネクタイ姿で立派なカバンを持ち、嬉々(きき)として学校に通う子供たち。一方では、ドコと呼ばれる逆円錐(すい)形の竹かごに堆肥(たいひ)をいっぱいに詰め、石段の山道を段々畑に運んでいる同じ年ごろの女の子たちの姿も見ている同行のトレッカーたちは、無言のまま、募金箱に相応のルピー札を入れていたようでした。

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