今年、盛岡広域圏では紫波町、雫石町、滝沢村の3町村で町村長が任期満了を迎える。いずれも現職の再選出馬が有力視され、告示が24日の紫波町長選は無投票の公算が高まっている。市町村議会議員選挙は昨年誕生した八幡平市の現職議員が4月30日に在任期間を終える。日程は決まっていないが、3月下旬から4月に選挙が行われる見通し。
任期満了に伴う紫波町長選挙は24日告示、29日投票で行われる。現職の藤原孝氏(67)が昨年9月21日に出馬表明し、12月23日には1千人近い人が集まり後援会総会が盛大に行われた。今月8日には日詰商店街の空き店舗に事務所を開設する予定で、準備が着々と進められている。一方、現時点で対抗者の動きは全く見えず無投票3選の公算が強まっている。
藤原氏は1期目に環境循環型の町づくりを全国に先駆けて打ち出し、財政再建を推進し経費の抑制と新採用を抑え、この8年間で30人近い町職員を削減。これまでに、循環型町づくりを推進するNPO法人紫波みらい研究所の設立、えこ3センターの建設や木質ペレットの製造施設の整備、上平沢小学校や虹の保育園など町産木材を使った公共施設の整備などを手掛けた。
これに加えて2期目は町民、企業、行政の三位一体のまちづくり、町民が主体となって行政にかかわる協働の町づくりを掲げ、その中核を紫波みらい研究所、昨年7月に設立した街づくり会社四輪舎が担っている。
鷹木町政から引き継いだ東部地区の振興拠点フルーツパークを完成、これにも体験工房やワイナリーを加えた。ワイナリーは契約農家がワイン専用種のブドウを栽培、これを使って本格ワインを造り、良いワインを造ることで農産物の価値が上がり農家の収入を増やすことが狙い。フルーツパークに本社を置く第3セクター企業フルーツパークでは、干そば、もち、みそ、菓子など、町産農産物を使った特産品を次々に開発。
3期目は協働のまちづくりに本格的に着手、小回りが利くよう部門別に組織を再編、▽2008年の赤字回避▽協働のまちづくり▽食育の推進−の3点を柱とした運営を公約に掲げている。
藤原氏の資源循環の仕組みづくり、町民の目線での町づくり、特産品開発など企業感覚での町政に町民たちは高い信頼を寄せており、こうした状況から対立候補が出にくい状況となっている。
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