2006年 1月 31日 (火) 

       

■ 〈経済〉ブランド戦略を支援 大平恭子さんが起業

     
  マーケティングコンサルタント大平恭子さん  
 
マーケティングコンサルタント大平恭子さん
 
  盛岡市清水町のマーケティングコンサルタント大平恭子さんは昨年9月、ブランドストーリーの名称で個人事業所を立ち上げた。市内では珍しい企業や商品のブランド戦略に特化した事業展開を行っている。

 大平さんは盛岡一高卒業後、立教大学文学部に進学。卒業後、盛岡に戻り市内の広告代理店・企画会社などに勤務。十数年、広告のプランニングなどの仕事を経験したのち昨年起業した。食品会社のブランド戦略を手掛けながら県内の商業高校でマーケティングの講師なども担当。経営品質協議会登録のセルフアセッサーとして県外の経営品質賞の審査員なども務め、企業の経営評価をする立場からの活動も展開している。

  「長年、商品やサービスなどの市場調査や販売促進、パッケージングの企画などマーケティングにプランニング段階で携わってきたが、その後にその商品やサービスがどう展開されたかまでのトータルなかかわりはなかった。経営全般にかかわれないかと考え独立を決めた」と起業の動機を語る。

  ブランドストーリーの役割は対象となる企業や商品・サービス、事業などのドメイン(価値提供領域)を明確にし、顧客にとりオンリーワンの位置を見つけ出すこと。そしてドメインの中で顧客価値の最大化を図りブランドづくりの目標を打ち出す。

  「自分たちの企業や事業、地域はどうあるべきか、どこを目指すのかを明確にする。過去の経験の延長線上に考えられるものではなく、あるべき姿に向けてどう変わっていかなければならないか、洗い出すことがブランドづくりの出発点」と言う。

  企業のコーポレートブランディングの場合はこれからの環境変化を踏まえ、自社の強味、弱味、ポジション、存在意義を、第三者的視点から再認識。客観的事実やデータに基づき、自社の真の顧客を明確にする。自社の守るべきもの、変えるべきもの、これから進むべき方向性を明確化し社内の意識の共有化を図る。

  大平さんは「県内には良い商品がありながら作って終わりのように並ぶ商品も見られる。お客がだれでどう売るかが見えない。顧客志向とお客様目線は欠かせない。きちんと考えて目標を持ち実行する。この基本的なことがなされていない。結果を踏まえて評価し新たな計画・目標を立てまた実行することが大事。わたしの仕事はその重要性を築いてもらい一連の流れを改善しブランド力を上げること」と言う。

  県内では珍しいマーケティングコンサルタント。「県内の企業にはわたしの仕事内容が伝わっていないところが多い。1社1社実績を上げて徐々に活用してもらうしかない。企業間、商品間、地域間、そしてブランド間競争は大激戦の時代にある。いかに魅力づくりができ客に選ばれるか。今年はこの魅力づくりにコンサルタントとして挑戦し続けたい」と力を入れている。


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