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「椿(つばき)」(2005年10月23日制作) |
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盛岡市羽場の川村晃寛さん(43)の絵画展「森林インストラクターの目で描いた岩手公園の木々」が、盛岡市加賀野1丁目の食事処(どころ)・ひだまり亭で10日まで開かれている。秋に色づいた木の実や葉っぱなど、小さな自然をつぶさに見詰めてスケッチしている。
展示作品は絵手紙サイズの10点。花を終えたあとの丸みのあるツバキの実、ほんのりと赤みを帯びたドウダンツツジの葉。ケンポナシについては葉と実だけではなく、幹からはげ落ちた樹皮まで丹念に描写している。
森林インストラクターの川村さんは「仕事柄、樹木には詳しいつもりでいた。岩手公園を毎日歩いてみると驚くほど種類があり、分からないものも結構あった」と実感。
「枝や花・種の付き方など、スケッチして初めて気づいたこともある」と話す。
これらの作品は2005年10月から11月上旬にかけて、岩手公園や近くの病院の一室で仕上げられた。
制作のきっかけは10月上旬、思いがけない左手のけがで市内の病院に入院したこと。約1カ月の入院生活に変化をつけようと、文具店で携帯用の画材を購入。そのまま岩手公園に足を運びスケッチに励むようになった。
「治療もあるし、しっかりと着込んでいるわけではないので2時間が限度。それでも1日1枚は描こうと決めた」。公園で描き上げることができなかったものは、病室に持ち帰って仕上げる。そのため足元に落ちている木の葉や実が格好のモチーフになった。
大学時代は美術部に所属していたという川村さん。この10数年は絵画から遠ざかっていたというが、入院中に描いた作品は31点になった。
川村さんは「もともと絵画は好きだが、このような形でまた絵を描けるとは思っていなかった。知っているつもりでいた樹木についても新しい発見があった」と振り返り、今後の糧にしていた。
知人の紹介で川村さんの作品を展示したひだまり亭の中村芙佐子さんは「わたしたちがいつも植物を見ているのとは違う視点で描かれていて興味深い。多くの方に見ていただきたい」と話していた。
同店の営業時間は午前11時半から午後5時、夕方は午後6時から同8時半。日曜祝日休み。
問い合わせは、ひだまり亭(電話652−1731)まで。
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