2006年 2月 1日 (水) 

       

■ 乳がん発見率は9倍 県対ガン協会がマンモグラフィー搭載車を導入

 盛岡市永井の県対ガン協会(大堀勉会長)が1月30日、マンモグラフィー(乳房用のX線撮影装置)2台を搭載した検診車1台を導入した。国のマンモグラフィー緊急整備事業と県の補助を合わせて整備。協会保有の同検診車としては4台目となるが、撮影装置2台を積んだ検診車は、県内で初めて。協会では、乳がんの検診率の向上に役立てたいとしている。納車式では同協会の企画課長兼検診課長の三浦敦さんがこれまでの経過を報告。テープカットの後、関係者が実際に車内に入り、装備を視察した。

  乳がんの死亡率は近年、全国的にほとんどの年齢層で増加傾向。女性のがんの罹患(りかん)率としては1994年からは胃がんを抜いて第1位。2002年の死亡率は、65年の約5倍にもなっているという。

  県の乳がん検診率は、02年度の調査によると23・7%。全国平均12・3%は上回っているが、東北では5番目と低いのが現状だ。

  現在、県では40歳以上の女性を対象に、隔年で乳がん検診を呼び掛けているが、マンモグラフィーと視触診を併用すると、視触診だけよりも乳がん発見率が約9倍(04年度、同協会調べ)に向上することが分かっている。検診車は今後、協会が委託を受けている県内の各市町村を回り検診を行う予定。

  同協会理事で県ガン検診センター長の狩野敦さんは「撮影装置を2台搭載した検診車導入により、これまでの2倍近い処理が可能になり待ち時間も少なくなると思う。ぜひ利用してもらい検診率を向上させたい」と話していた。






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