2006年 2月 2日 (木) 

       

■ 〈校長室の窓から〉44 野口晃男 けんかの仕方

 全校朝会でわたしが小さかったころのけんかの方法を教えました。

  わたしの一番の遊び相手は同じ年の阿部徹君という友達でした。いつも一緒でしたからけんかも一番多くしました。

  何かの弾みでけんかになると、相手の名前の頭文字を入れて早口でお互いにまくし立てるのです。

  わたしの頭文字は「の」ですあから、こうはやしたてられます。

  「のーのー、のっちら、もっちら、のらすのかーめ、のっちん、だるまの、のーらーまーめ、のっちらりん」

  相手は「とおる」君ですから「と」をつけてやりこめます。

  「とーとー、とっちら、もっちら、とらすのかーめ、とっちん、だるまの、とーらーまーめ、とっちらりん」

  にらめっこするようにして真剣にやるものですからだんだん顔が近づいてきます。つっかかったり間違えると負けになります。誰もいないところでこっそりと練習を積んでいますから自信はあります。

  「のーのー、のっちら、もっちら、のらすのかーめ…」

  「とーとー、とっちら、もっちら、とらすのかーめ…」

  しまいにはおでことおでこがくっついてしまい、相手の顔が一つ目小僧に見えてきます。

  それがおかしくて、とうとう2人とも吹きだしてしまい、きれいさっぱり仲直りということになります。

  子供たちにはつけ加えてこうお話しました。「おうちに帰ったら、お父さんやお母さんの子供のころのお話を聞いてみるといいですよ」

(盛岡市教育相談員)

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