2006年 2月 4日 (土) 

       

■ 巣子駅に接続路届かず 地権者抵抗、同意せず

     
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   巣子駅に接続する巣子駅線。巣子滝沢駅線を結ぶ部分は工事が完了しているものの、写真正面奥の用地取得で交渉が難航している(1日撮影)  
  3月18日に開業するIGRいわて銀河鉄道巣子駅で、接続する都市計画道路巣子駅線の整備が開業に間に合わないことが確実になった。地権者と村、県土地開発公社との交渉が難航しているため。既存の村道をそのまま活用することになるが、幅員が狭く大型バスは駅前まで進入できず、マイカーのアクセスも不便だ。

 村が3日の村議会議員全員協議会で巣子駅地区まちづくり事業を説明した。この中で「現在も交渉を続けており早期の整備完了に努める。当面は既存の村道でも対面交通が可能なので利用してもらい、駅間の誘導看板などを設置し安全対策もする」と述べた。

  村によると事業用地は駅舎、巣子駅線、駐車場、駐輪場の1万6300平方メートル。地権者9人のうち8人と契約完了したが、残り450平方メートルについて事業を営んでいる1人と未契約になっている。

  このため盛岡市四十四田から県立大方面をつなぐ都市計画道路巣子滝沢駅線と、巣子駅を結ぶ巣子駅線の計画延長200メートルのうち120メートルは完成したが残りの駅側の80メートルが整備できないでいる。このため巣子滝沢駅線から駅への連絡は巣子駅線の南北にある村道からになる。

  村道と駅前広場との高低差が1・4メートルあるため路線完成まですり付け部分を仮設する。駅北側の駐車場100台分は06年度整備で20台分を仮設。駐輪場500台分も来年度施行予定のため、100台分を仮設する。

  村は「地権者は営業継続を希望しており、代替地として16カ所を提案したが金額面で折り合いが付かなかった。交渉はこれまで49回にわたった」と説明。

  IGRが主体のホーム、こ線橋など駅施設はほぼ工事が完了し、電気設備工事などを残すのみ。駅舎も内装や設備、外溝工事を経て今月末にも完成する見込みという。

  村は駅開業に合わせて「巣子地域循環バス」事業も開始。3月の試験期間を経て4月から1年間実証実験運行を行う。

  民間バス事業者に運行委託。同地区内の延長6・5キロを北、南回りで運行。所要時間は1周約20分。鉄道との乗り継ぎも便利にする。運行費用は1日6万円、1年で2336万円と試算され国、県補助金のほか村独自に年間680万円を支出する見通し。

  現状では巣子駅線が未整備のまま村道を利用すると、大型バスが使用できず、利便性向上に支障が出る。

  村議からは「交渉が50回にもなるのに。村の交渉の進め方に問題があるのでは」「村の持ち出しでバス運行しないと人を集められない。IGRの経営のためにそこまでする必要があるか。駅の場所選定に問題があったのではないか」と指摘する声もあった。

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