2006年 2月 4日 (土) 

       

■ 11日に雫石町民劇場 本番へ練習追い込み

     
  本番まであとわずか。けいこに熱の入る町民劇場のキャスト陣  
  本番まであとわずか。けいこに熱の入る町民劇場のキャスト陣
 
  第3回雫石町民劇場「山よ風よ 三幕」(町民劇場実行委員会の主催)は11日の公演まで残り約1週間と迫った。今回は史実「七ツ森払い下げ」秘話がテーマ。キャスト45人、スタッフを含め総勢180人が成功に向け、追い込みに入っている。5日から舞台でセット、小道具を使った通しげいこも始まる。本番まで連日練習が重ねられる。

  舞台は明治15年。ストーリーは戊辰戦争で朝敵とされた南部藩領が没収され、雫石村の七ツ森も官有化された。村長の生内〓造は住民が生活の糧にしていた七ツ森を払い下げるため金策に奔走。私財をなげうつも資金難や妻の病、困窮する村民の生活。村長は最後の懸けに出るが…。

  これまでで最も現代に近い設定。登場人物の子孫も健在する。脚本は過去2回の作品を手掛けた佐々木正志実行委員長が子孫への取材をした初の書き下ろし。演出は栗城宏さん(わらび座)。公演時間は2時間以上におよぶ超大作だ。

  キャストは前回の3分の1が入れ替わった。役作りのため顔にひげをたくわえるメンバーも。大道具はJA野菜倉庫を借りて制作され、村役場庁舎、村長邸と大がかりなセットが完成した。

  けいこは、既に1〜3幕の順に野菊ホールで行われている。感情表現や動作などの細かい指導を受け、熱のこもった演技が繰り広げられている。

  佐々木委員長は「新しい出演者に不安もあったが、経験者の迫力に引っ張られている。観客に感動を与えられる芝居を作らなければとみんなに話している。そのためには自分たちが登場人物の気持ちになりきって思い切った演技をするのが大事」と話していた。

  「町民劇場の意義は『こよなく雫石を愛する人に見てもらう芝居』。雫石に埋もれている歴史、伝統を掘り起こし、みんなに紹介していく。文化の継承、それを成し遂げるのが芸術の力」と本番に向け、気合を入れる。

  公演は午後1時半〜、同6時半〜の2回。6時半〜がチケット(全席指定・前売り1千円)に若干余裕あり。問い合わせは雫石町中央公民館(電話692−4181)へ。

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