2006年 2月 6日 (月) 

       

■ 負債増えて資産は減少 04年度県のバランスシート

 県が作成した2004年度普通会計バランスシートで、正味資産は1兆4602億円となり、02〜04年の経年比較では資産はやや減少したのに対し負債は増加傾向を示し、正味資産も減少傾向になっていることが分かった。資産に占める負債比率は02年度の48・2%から51・9%にアップしている。

  県経営評価課は04年度版のバランスシートとともに行政コスト計算書を公表した。バランスシートは県の資産状況、資産形成の財源である負債、国庫支出金などの状況、有形固定資産など価値の存在量であるストック面から把握するもの。

  それによると一般会計と特別会計を合わせた普通会計で、資産は3兆382億円。資産は道路や建物などの公共施設に基金、貸付金などを合わせたもので、資産のうち有形固定資産は91・7%の2兆7881億円となっている。財源のうち将来に支払いや返済の必要がある負債は1兆5779億円。資産と負債の差額になる正味資産は1兆4602億円で48・1%と負債を下回っている。02年度との比較で、資産はマイナス2・0%に対し負債は5・5%増え、正味資産はマイナス9・1%となった。

  県民1人当たりのバランスシートを見ると、資産は217万5千円で02年度比で1・0%減、負債は113万円で6・6%増となった。負債は発生主義による退職給与引当金を含むため予算調製課が公表している1人当たり負債額100万円程度よりも高くなっている。

  正味資産を有形固定資産で割った世代間負担比率は、02年度が57%だったのに対し、52%と正味資産の割合が低下し、将来世代の負担が増している。

  行政コスト計算書を見ると、04年度普通会計は収入5522億1600万円に対し、行政コストは6210億7千万円(うち減価償却費は1645億5千万円)で、当期損益は688億5500万円とはじき出された。発生主義による退職給与引当金や減価償却費を計上しているため当期損益はマイナスとなる。02年度からの経年比較では行政コストが6・6%減となったものの、収入が13・0%と上回り、当期損益は損失増加傾向にある。収入の構成比は一般財源の比率が高まり国庫支出金の比率が下がっている。

  普通会計に法適用の公営企業会計、27の出資法人などを合わせた連結バランスシートを見ると、資産総額は3兆3759億円に対し負債総額は1兆8078億円で、差額は1兆5681億円となり、連結にすると普通会計よりも負債比率がやや高まる。

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