2006年 2月 6日 (月) 

       

■ 吉田律子さんが「いのちの旅ネパール展」開く

     
  ネパールの女性を描いた吉田律子さんの油彩  
 
ネパールの女性を描いた吉田律子さんの油彩
 
  盛岡市名須川町の吉田律子さんが主催する第3回子どもと出会う絵画展「いのちの旅ネパール−こどもたちの今」が7日まで、同市中ノ橋通1丁目のギャラリーおでってで開かれている。毎年ネパールを訪れて、子供たちと絵画を通した交流活動を続けている吉田さん。今展には昨年の10月、4回目の訪問のときに現地の子供たちが描いた作品240点と、吉田さんが現地でのスケッチを基に制作した油彩と水彩合わせて30点が展示されている。

 初めて訪れたとき、現地の施設には画材もなく、子供たちはなかなか絵に溶け込もうとしなかった。モチーフは圧倒的に、自分たちが誇りに思っているヒマラヤが多かったという。

  今回、来場者から「ヒマラヤの絵が少なくなった」と指摘を受けた。それは「身近なものを描くことを楽しめるようになってきたということ」と吉田さん。出展数も昨年より80点も増え「絵を描く楽しみを覚えた子供たちが増えたということかな」と思う。

  吉田さんが山岸児童センターで講師を務めていることから、センターの子供たちがネパールの子供たちに折り紙をプレゼントしてくれた。ネパールに持っていくと、子供たちはその折り紙を自分の絵の中に張って今展に出展。お互いに顔を合わせたことはないが、子供たち同士の交流の輪も着実に広がっているのを感じる。会場には、同センターの子供たちの作品20点も展示されている。

  タイトルの「命の旅」には、自身がネパールで実感した「自分の力だけでは生きられない。親や隣人、大自然のおかげで生かされている」という思いを込める。

  「わたしの願いは、子供たちが自分の足で立って歩けるようになること。絵を描くことが少しでも、将来の職業への手掛かりになればと思う。苦しいこともあるが、絵を描くことが自分の心の表現になるということを感じてほしい」と話していた。

  午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。会場では毎日、午後2時から同3時まで、吉田さんのギャラリートークを行っている。


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