2006年 3月 1日 (水)
■ 「合併の成果内外に示す」 盛岡市議会3月定例会で谷藤市長が所信表明
新年度の市政運営について所信を表明する谷藤裕明市長
盛岡市議会3月定例会は2月28日、開幕した。本会議では谷藤裕明市長が新年度の市政運営について所信を表明。旧玉山村との合併効果を生かした新県都づくりに意欲を示した。会期は今月28日までの29日間。総額953億8100万円の06年度一般会計予算案などが審議される。
所信表明演説で谷藤市長は、生誕150年を迎えた原敬の精神に触れながら市民協働によるまちづくりを強調。「座右の銘である『人に尽くして見返りを求めず』という『宝積』の精神は確固たる一つの道標として現代に受け継がれている。先人が築き上げてきた盛岡のまちへの想いをしっかりと心に刻み、北東北をリードする拠点にふさわしい新県都の創造に向けて全力を傾注したい」と語った。
08年4月までの中核市移行を掲げ、必置施設の保健所については「競馬会館を取得し必要な改修工事をした上で保健所、保健センターとして活用したい」と述べた。「合併の成果を内外に示し、今後の広域行政における新たな展開に結びつけていきたい」と近隣町村との将来的な合併も示唆。盛岡広域圏のけん引役として一体的な発展を目指す決意を示した。
今年が「岩手公園開園100年」「石川啄木生誕120年・宮沢賢治生誕110年」に当たることから「記念事業を通じて盛岡の魅力を全国に発信していきたい」と話し、盛岡ブランド元年としてブランド定着に向けた事業展開や広報宣伝に努める考えも述べた。
集中的な取り組みの最終年を迎える行財政構造改革については、旧玉山村の改革と融合、一体化を図りながら「計画達成に向け、改革のスピードを緩めることなく推進する」と力を込めた。
加藤章教育委員長は市教委の主要施策について説明。「玉山区の人々との円滑な一体化を図りながら、それぞれの地域が持つ特色や資源を最大限に生かした教育施策の推進に努める」と述べた。
同日の本会議には新年度当初予算案など44件が提案され、人事案件や姫神小廃止に伴う市立学校に関する条例の一部改正など9件が可決された。市議会市立病院対策特別委員会(菊田隆委員長)は、地方公営企業法の全部適用による経営改善や療養型病床への転換、終末期医療への対応検討などを盛り込んだ中間報告を発表した。
6会派の幹事長による代表質問は6日、7日。一般質問は8日から10日までで14人が登壇する。16日の予算審査特別委員会では県競馬組合の柴田哲副管理者らを参考人に招致し、組合の再建計画や融資問題について集中審議も予定されている。
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