いわて起業家大学のOBなどで組織する盛岡市上田の異業種交流会・オーネットの会(小野節子代表)は2月中旬、花巻市内で同市の会社や商店の若手後継者と相互支援交流を行った。花巻地方振興局と花巻信用金庫共催の夢・企業家支援事業の一環で、起業家と若手経営者・店主が意見交換。相互支援の第1歩をスタートさせた。
同事業は後継者らを主な対象に新事業や新サービスなどの創出、経営の活性化を図るのが目的。同会のメンバーらは支援事業の期間に講師などで呼ばれていた。相互支援交流はその事業の最終回だった。
支援交流には34人中同会から10人が出席。出席者全員が互いにそれぞれの仕事の紹介などやプレゼンテーションをした。小野さんは「インターネットを活用したビジネスを展開している起業家が半分ほど出た。花巻からは食品や宿泊、建設関連の会社などの参加者が多かった。それぞれ違うビジネス分野だが何件かはマッチングに結びつくような動きになっている。盛岡市内に支店を持つ会社からは会議室の提供なども受けた」と効果を指摘した。
参加した起業家からは「2代目は新しいアイデアを求めている」「中小企業の多くは販路拡大や経営革新が課題のようだ」などの感想が出た。
同事業を担当した花巻信用金庫の漆沢俊明さんは「今回の事業で初のケース。起業家と後継者との取り合わせは大いに刺激になった。今回の交流で地域を超えた連携事業が生まれることを期待したい」と言う。
昨年11月に盛岡市内で第1回いわて起業家博を自主企画した小野さん。同博には県内の起業家、個人事業主ら60人が出店し自分たちの取り組んでいる仕事や開発した商品、サービスなどアピール。起業家らの熱い思いを発信した。出店業種はガーデニング、飲食、農業、住宅、ネットサービス、デザイン、医療などの分野。来店客と商談するなど販売促進などにも力を入れた。
今年の秋には第2回を開催する予定。花巻の会社、商店からの参加も予定している。
小野さんは盛岡を中心に「広域でのマッチング、ビジネス展開を考えたい。起業家も後継者も熱い思いを持っている。多くの人に参加してもらい商談のきっかけができれば。民間が頑張らなければ会社も商店も活性化しない。行政に依存しない自主企画を今年も実施したい」と話している。
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