2006年 3月 3日 (金) 

       

■ 著名作家ら一堂に 日本ペンクラブ主催「平和の日の集い」で記念植樹

     
  第22回「平和の日」いわての集い開催記念植樹に集まった日本ペンクラブ会員  
  第22回「平和の日」いわての集い開催記念植樹に集まった日本ペンクラブ会員  
  第22回「平和の日」いわての集い(日本ペンクラブ、県、盛岡市主催)の開催記念植樹が2日、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでって前広場で開かれた。会場には同クラブの井上ひさし会長(もりおか啄木・賢治青春館名誉館長)ら約20人の会員が訪れて、2種類のサクラの木を植樹した。

 もりおか啄木・賢治青春館の中村光紀館長が「オオヤマザクラは玉山区のサクラパーク姫神、カンヒザクラは高松の池への移植を予定している。どちらもサクラの名所として県民に親しまれている場所なので、記念樹にふさわしいと思う。このサクラの木を大切に育て、花を見ながら平和の日に思いをはせたい」とあいさつ。

  井上会長は「日本ペンクラブの仕事は言論の自由を守ること。このサクラの木が毎年きれいな花を付けるのに負けずに、言論の自由に対する弾圧と戦うことを誓う」と述べた。

  井上さんは1953年(昭和28年)、18歳のときから3年間、国立釜石療養所の職員として勤務した経験を持つ。当時、月に1度は列車を乗り継いで盛岡を訪れた。本を購入したり映画を観たりと、自身にとってあこがれの街だったという。

  「岩手県は賢治、啄木など、日本の明治から昭和にかけての基本となる文学者が出ている土地。自分は当時、盛岡だけでなく、遠野や花巻にも行ったが、その経験は文学の基礎の勉強になったと思っている」と話していた。

  国際ペンクラブでは3月3日を「平和の日」と定め、1985年以来、全国各地で集いを開いている。東北地方では第7回仙台、第19回山形に続く3カ所目。

  記念植樹は、同集いの開催地で必ず行われている。今回は盛岡市の石割桜などにちなんでサクラを選択。県内の緑化推進を図る県企業局創立50周年記念植樹活動支援事業から支援を受けた。

  第22回「平和の日」いわての集いは3日、県民会館で開催。日本ペンクラブから井上さんのほか、浅田次郎さんや立松和平さん、盛岡市在住の高橋克彦さんらが参加。女優の宮沢りえさんも迎えてリレートークが予定されている。チケットは完売。



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