| |
|
|
| |
 |
|
| |
書店のレジで接客を体験する市職員 |
|
盛岡市は2日から、肴町商店街振興組合の3店舗に職員7人を派遣し、研修を実施している。接客マナーや民間のコスト意識を肌で学ぶのが狙い。研修期間は3日間。「役所的」といわれるサービス改善の突破口となるか、成果が注目される。
研修に参加しているのは市民登録課、介護保険課など主に窓口業務を担当している職員。同組合の東山堂書店、平金商店パステル館、組合直営のほっといわてが受け入れに協力した。
このうち東山堂書店では市職員3人が午前8時45分から午後5時45分まで勤務。書籍の整理や売り場のレジなどを体験している。市職員に自ら選んだ本のPRカードを書いてもらい店頭に並べるなど、受け入れ側も短期間で内容の濃い研修をしてもらおうと真剣だ。
同社経営企画室の栃内正行シニアマネジャーは「本は定価販売で価格サービスができない。品ぞろえや店の雰囲気など、お客様に、いかに気持ち良く過ごしてもらえるかが重要」と話す。
窓口業務5年のキャリアを持つ医療給付課主事の田村朋子さん(31)は「普段、売り上げなどを考えて仕事をすることはない。お客様に自分から声をかけるのもできそうでできないもの。市役所でもお客様に気持ちよく過ごしていただくことは同じ。しっかり学んで帰りたい」と意欲的だった。
市職員と青年会議所のメンバーとの意見交流など、これまでも民間から学ぶ研修はあったが、店舗での業務体験は初めての試み。同組合の安保博夫事務局長は「3日間で民間感覚が備われば苦労はない」と苦笑いしつつも「市役所が職員を派遣すること自体、公務員の意識が変わってきたということ。まずは研修に参加した本人の動機づけになれば」と期待する。
谷藤裕明市長は「映画で話題の『県庁の星』とはいかないまでも『市役所の星』として市民の負託にこたえる人材に育ってほしい」と語る。
|