2006年 3月 4日 (土) 

       

■ 〈岩手競馬〉今季も赤字決算に 会館売却は盛岡市との契約を優先

 増田知事は3日の記者会見で、県競馬組合の競馬会館(盛岡市紺屋町)の処分について「盛岡市との契約を優先すべき」との考えを示した。同市は中核市移行後に設置する保健所へ利用するため、同会館への取得費を06年度予算案に計上、市議会に提案している。市が売却先となれば、組合が計画した今年度内での売却処分ができなくなり、増田知事も今年度は「赤字決算になる可能性が高い」との認識を示した。

  競馬会館については複数の相手と交渉している状況を組合が明らかにしている。その中で、同市は取得費を合併特例債の活用により生み出す方針のため新年度取得の方向で組合に意向を示している。

  増田知事は「同市が公的利用を考えているので、競馬組合自体も行政体を形成しており、資産の売却は公的利用を優先させることになっている。同市との契約を優先すべき」と述べた。

  競馬組合では今年度の改定実行計画に競馬会館の資産売却を含んでいる。残り4日間の特別開催を残し、売り上げの上積みが図られるが、売却時期が新年度に延びれば、「今の状況からは、厳しい経営環境にある。黒字は難しいと考えている」との見通しを示した。

  財務改善が求められている県出資法人への取り組みについては「公社の経営状況やそれに基づく中期計画の見直しを間もなく(今月中に)出資法人から取る。運営評価を適正、厳格にやって、計画を進めることに力を入れていく」と述べた。

  首相の諮問機関、地方制度調査会が2月28日の答申で道州制の区割り3パターンを示したことには「書いているのはよけいだと思っている。書くなら前段で中央省庁の権限や中央省庁の解体の姿を書いて、それぞれの道州を地方団体として位置づけることが大事。そこで議論して最後に区割りをどうするかと進めていくべき。東北の中でどれがいいかという区割りについては、ここでは言うべきではないと考える」と述べた。


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