2006年 3月 6日 (月) 

       

■ かんじきで冬の森を散策 岩手大学公開講座

     
  かんじきを履き滝沢演習林を散策する参加者  
 
かんじきを履き滝沢演習林を散策する参加者
 
  岩手大学公開講座「かんじきをはいて冬の森を歩こう」が5日、滝沢村の岩手大学農学部附属滝沢演習林で開かれた。約30人の参加者は足にかんじきを付けて演習林を散策し、山林の冬の姿に触れていた。

  当日は山本信次助教授らが参加者を案内し、演習林内を2時間ほど散策。参加した人たちは、演習林内にある樹木の生態、植物の生育条件や繁殖の仕方などへの理解を深めた。道中では、木の芽やササの葉を動物が食べた跡、ウサギやイタチの足跡、アオゲラが木をつついた跡なども確認し、冬期間の野生の営みを実感していた。

  この演習林はカモシカやオオタカなど野生生物の生息地に当たり、樹齢が150年を超える全国的にも珍しいアカマツ林もある。南部藩政時代からアカマツの産地として知られているほか、縄文式土器も見つかるなど、古くから人と森林との結びつきが強い場所。

  山本助教授は「手を付けないことが、必ずしも自然保護ではない」と話し、参加者らに人と森林、そこに住む生き物のかかわりを知ることを呼び掛けた。

  女性の参加者の一人は「かんじきを履きたくて参加したが、専門的な話を聞くこともでき、得るものが多かった。特にも林内にある南部アカマツの話は興味深かった」、市内から参加した男性は「説明を聞きながら楽しく歩くことができた。盛岡近郊にこのような場所があると初めて知り、よい経験になった」と話し、冬期間の森林の姿を楽しんでいた。

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