2006年 3月 6日 (月) 

       

■ 〈校長室の窓から〉53 野口晃男 高学年への心構え

 4年生の学年集会で、校長から話す機会がありました。128人の中で話すのですから、ルールと、ルール違反をしたときのペナルティーを決めてから話を始めました。

   ◇   ◇
  ルール
  今の時間は指名された人だけが発言できます。
  ペナルティー
  話し合いのじゃまをした人は、どうしてじゃまをしたのかをみんなに説明してもらいます。
   ◇   ◇
  わたしの話は質問の形で進められました。

  ○質問1 幼稚園の子供と皆さんの違いは何か。
  何人かの発言のあとで、わたしはこう付け加えました。「嫌なことがあるとすぐ怒ったり泣いたりするのは幼稚園」「友達に対してすぐ暴力を振るうのは幼稚園」「笑っていいときと笑ってはいけないときを区別できるのは一人前」

  頭も体も大きく成長していますが、一番成長しなければならないのは心なのです。

  ○質問2 もうすぐ5年生になります。4年生と5年生の違いは何か。

  いろいろなことが挙げられましたが、一番の違いは古舘小学校の高学年として全校を引っ張っていく立場になるということです。

  途中で「超むかつく」という言葉が耳に入りました。そこで、次のような質問をしました。
  ○質問3 むかつくのはどんなときですか。

  子供たちは、いろいろな場面でいろいろな声に対して不平や不満を持っているようです。
  ぜひ、ご家庭でも話題にしてほしいと思います。

  数人から発表してもらってから「むかつく」という言葉を使わないで、自分の言葉で自分の考えを伝えるのが一人前ですと教えました。

  話の途中で、ナイフによる恐ろしい事件のことが話題になりました。発言した子が、ちょっと言い方を間違えたとき、別の子がけらけらと笑い出しました。

  わたしは大声で一喝しました。
  笑った子は、今どんな話をしているのかを分かっていませんでした。心にはふざけの気持ちがありました。この笑いには、さげすみとからかいの気持ちがあります。この笑いは、近い将来、命にかかわる事件に巻き込まれることを予感させます。

  ですから、こんなときには教師も親も決して見過ごしてはいけないのです。

  「むかついたとき」「頭にきたとき」「カッとしたとき」、相手のことも考えて行動できる人間を一人前の人間と言います。
(盛岡市教育相談員)

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします