2006年 3月 8日 (水) 

       

■ 〈経済〉女性に人気「サラダで一杯」 野菜料理ダイニング・魚将

     
  盛岡市大通1丁目の居酒屋、野菜料理ダイニング・魚将  
  盛岡市大通1丁目の居酒屋、野菜料理ダイニング・魚将  
  盛岡市大通1丁目の喜の字パーキング前の居酒屋、野菜料理ダイニング・魚将は開店から1カ月。30代以降の女性客から新鮮な野菜が好評という。県外大手チェーン店にできない職人の力で順調に滑り出した。

 同店は同市長田町の居酒屋店経営の山の屋(植村英二社長)の6店目で40席。野菜料理ダイニングをコンセプトに地場の新鮮な野菜にこだわり、旬の味や風味を損なわない新メニューを開発、提供している。

  ホウレンソウは炭火でひとあぶりしてオリジナルの塩系調味料で食べる。アスパラガスは、固ゆでした後ひとあぶりして出す。タラボとアボガドを細巻きの寿司で出す。キャベツたっぷりのホルモン鍋や長イモとマグロのミルフィーユなど、同店独特の料理を出している。客単価は飲食で3千円前後。

  植村社長は「最近は安心安全な食材が少なくなった。そんな中でも岩手の野菜は安全で安心。消費者の健康ニーズも高い。全国レベルでも県内では地産地消運動も盛ん。野菜に注目し当店独自のメニューを出すことに至った」と新店舗の経過を話す。

  野菜の主な仕入れ先は市場や朝市。「朝市には新鮮な野菜が並ぶ。山菜類もあり地場の野菜の宝庫。生産者の顔も見え野菜の1番おいしい食べ方も教えてくれる。とてもありがたい」と言う。

  開店から1カ月が経過するが、来店客層は30、40代の女性を中心に男性も増えていると言う。「こんなメニューを求めていたと言われる。ありがたい。当店では約50種類のメニューをそろえている。みな当店の職人が中心になり知恵を出し合いこしらえた」と力を込める。

  同社の将、魚将の2店が最近開かれた居酒屋のランクを決める第1回居酒屋甲子園(NPO居酒屋甲子園主催)で236店中12位と6位を獲得した。植村社長は「味や笑顔、雰囲気などが評価された。今年は幸先が良い。各店でセットメニューなどにこれまでの値段でプレミアムビールを提供したい。今の時代は値段も重要だが、味わいを求めるニーズが高い。オリジナルの料理をプレミアムビールで楽しんでもらいたい」と言う。

  植村社長は「居酒屋は大競争から寡占化に入っている。ここ数年で大手の独占状態になりそう。大手の資本力、店舗運営力には当社のように地場の中小零細企業は勝てない。ただ大手は多彩でも中央で管理した画一メニュー。地場の職人の力では負けない。元気になる居酒屋にしたい」と話していた。


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