2006年 3月 8日 (水) 

       

■ 寝たきり予防や足の正しい手入れの仕方 介護施設職員が学ぶ

     
  ワークショップでハンドマッサージを実演するキプラボのメンバー  
  ワークショップでハンドマッサージを実演するキプラボのメンバー  
  介護予防シンポジウム(県立大学社会福祉学部宮城研究室主催)は6日、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で開かれ、デイサービスや介護施設職員ら50人以上が参加した。

  午後に行われたワークショップでは、身近なものを使った子供や高齢者のレクリエーション、寝たきりや転倒の予防になる足の正しい手入れの仕方などが実演された。

  昨年5月に開設した県立大学社会福祉学部の学生ボランティア・キプラボ(高橋香代表)は月1回県内の高齢者デイサービス、老人クラブの会合などで化粧やハンドマッサージを行ってきた。

  今回もワークショップでハンドマッサージを実演した。ハンドマッサージをやってもらった雫石町のデイサービス施設の介護士(36)は「気持ちよかった。簡単にできるものは取り入れてみたい」と参考にしていた。

  高橋さんによると岩手の高齢者は若いときでも化粧をしたことがない人が多く、始めは恥ずかしがっていたが、実際に化粧をすると見た目の変化だけでなく口調やしぐさ、内面的な変化もあったという。「鏡を見て納得して喜んでくれたり、泣いてありがとうといってくれる人もいて、皆化粧後は笑顔になる」と言う。

  4年生の高橋さんは「今まで化粧ボランティアをすんなり受け入れてくれたデイサービス施設とのいい関係を保ちつつ、継続的に活動の場を広げ、普及に努めてほしい」と後輩に期待する。
  シンポジウムでは資生堂の職員による「高齢者と化粧」と題した講演会も行われ、参加者は高齢者の化粧方法の実演を熱心に見ていた。

  今回のシンポジウムはボランティアに介護予防をどう落とし込んでいけるかを考え実践してきたキプラボの1年間の活動報告であるとともに、介護予防とボランティアについて考え、体験する機会として設けられた。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします