2006年 3月 17日 (金) 

       

■ 巣子駅線のバス運行見送り 県警本部からの指摘受け滝沢村決める

 滝沢村は、IGRいわて銀河鉄道の巣子駅開業と同時に開始を予定していた地域循環バス(コミュニティーバス)の運行を見送る。駅に接続する既存村道の交通量が開業以降、どう変化するか見極めたうえで運行経路や実施時期を再検討するという。16日の村議会議員全員協議会で柳村純一村長が報告した。

  循環バスは駅経由の北、南2経路を設定し、巣子地区内の商店街などを回って駅利用者の利便性向上を図る狙いがあった。2月はじめの時点では開業と同時に試験(訓練)運行し06年度から実証運行を予定していた。開業当日の無料運行も検討されていた。

  巣子駅のアクセス路は当初、都市計画道路巣子滝沢駅線から新設の巣子駅線で結ぶ予定だった。これに対し1人の地権者との用地交渉が現在も難航しており、村が駅開業と同時の供用開始を断念した経緯がある。

  このため村は巣子駅線の南北にある既存の村道を使い、大型バスの代わりにマイクロバスなどを利用して実証する予定だった。

  しかし県警本部から南側の村道が巣子滝沢駅の信号機交差点に近く、道路も狭いため車両の進入には北側を利用するよう指導された。

  村は駅開業に伴い一般車両の利用者がどの程度村道に集中するか分からないままバス運行するのは安全上問題があると判断。交通量の実態を調査し、巣子駅線そのものの開通見通しを踏まえ、安全な経路設定を行う考え。交通量調査は春休み期間を終えた学校の新学期開始以降に行う。

  柳村村長は「実証実験の運行開始は再度熟慮する。このため開業と同時には運行できない」と説明。中道俊之経営企画部長は「選択肢はいろいろあるが、混乱なくできるものにしたい。バス運行は定時性も重要」と述べた。


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