2006年 3月 19日 (日) 

       

■ IGR青山、巣子両駅が開業 買い物に通勤に増す利便性

     
  地域住民の長年の念願がかなって開業した青山駅の開業記念式典  
  地域住民の長年の念願がかなって開業した青山駅の開業記念式典
 

 IGRいわて銀河鉄道の青山駅(盛岡市)、巣子駅(滝沢村)が18日開業した。両駅で記念式典が行われ、IGR初の新駅開業を祝った。巣子駅は盛岡市内への通勤通学、青山駅は買い物など日常の都市交通の足として地域住民に期待されている。巣子駅は用地問題で駅前の一部が未整備のまま開業した。盛岡以北の新幹線開通に伴い並行在来線を3セク経営するIGRにとって、2つの新駅は経営安定の切り札。18日から1週間、両駅の乗降人員を調査し、開業効果を見ることにしている。

 18日は午前10時から巣子駅で開業記念式典が行われ、約500人の住民が集まった。陸上自衛隊音楽隊の演奏のあと、IGRの佐藤徳兵衛社長が「IGRは新駅開業を契機に安全はもとより輸送サービス向上と経営健全化に一層努力したい。巣子駅が末永く地域住民に愛され、利用されるよう願う」とあいさつ。

  柳村純一滝沢村長は「村に巣子駅を含めて4つの駅が開業した。巣子駅は鉄道利用者の利便性を図る意味もあるが駅舎、駅広場、駐車場、駐輪場、取り付け道路などを含めて地域の皆さんのにぎわい、憩いの場として活用されたい」と祝辞を述べ、テープカットした。巣子保育園マーチングバンドのアトラクションで開業を祝い、増田知事ら式典一行は上り列車で青山駅に向かった。

  青山駅では厨川中と城西中のブラスバンドの演奏が構内に響き、約1千人の市民がホームに鈴なりになって開業を見守った。午前11時から式典が行われ、谷藤裕明盛岡市長は「IGR設立時の並行在来線経営計画により当初から早期設置が位置付けられ、住民懇談会の開催や関係機関との協議を重ね、地域住民主体のグラウンドワーク手法を取り入れながら施設の整備を進め、名実ともに住民に親しまれる駅として開業した」とあいさつ。増田知事は「会社にとっても多くの皆さんに利用いただくことにより、経営安定に資する効果が期待される。開業後3年をめどに新駅設置を進めてきた。今後は多くの人に利用されるようサービス向上に努めてほしい」と祝辞を述べた。

  青山地区活動推進会の松浦光男会長が地域住民を代表して期待を述べ、青山地区子ども会の清流太鼓のアトラクションが行われた。

  巣子駅は午前5時53分から午後11時3分まで、青山駅は午前5時45分から午後10時55分まで、それぞれ上下71本の列車が停まる。駅舎にはタッチパネル券売機、エレベーター、スロープ、ペレットストーブなどがあり、巣子駅舎は木調、青山駅舎はれんが調の建物が整備された。


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