2006年 3月 19日 (日) 

       

■ 〈IGR新駅〉地域挙げて開業を祝う 記念式典に住民詰めかける

     
  開業セレモニーに大勢の人が詰めかけお祝いムードの漂う巣子駅。鉄道ファンも駆けつけた  
  開業セレモニーに大勢の人が詰めかけお祝いムードの漂う巣子駅。鉄道ファンも駆けつけた  

 ■巣子駅

 巣子駅には午前10時のセレモニー開始前から大勢の地域住民らが詰めかけた。セレモニー終了後に駅前で行われた記念行事には、郷土芸能団体のさんさ踊りが披露され、米3斗分、1500袋のもちまきも行われた。400人以上が地域に開設した新駅の外観や内部を見学した。

  ホームこ線橋や上り線側のホームから下り線ホームで行われるセレモニーの様子を撮影する住民も多かった。窓という窓から人が顔をのぞかせ、カメラを構えていた。中には床にはいつくばってホームの高さ2メートルあるついたて下のすき間から、下り線ホームをのぞき込む親子の姿も。

  駅南西の南巣子自治会の年輩女性は「見物に来た。まだ全然できていないと聞いたが駅は立派なもの。上下線の段差がきついと反対の声も出ていたが、エレベーターもあって思ったほどではなかった」と新駅の雰囲気を味わっていた。

  駅周辺では、巣子駅に絡む住民訴訟をしている村内男性、循環バス運行見送りの原因になった巣子駅線未買収用地の地権者代理人と名乗る男性がビラを配るなどし、反対運動をしていた。

  駅地区まちづくり整備事業用地を提供した男性は「地域のみんなが開業を喜んでいる。地域発展のためにやむを得ないと思って売った。良かったと思っている」と述べ、事業の早期完成を願った。

  ■青山駅

 青山駅では国鉄時代から長年にわたり駅の設置を求めていた住民や、駅舎整備に参画した青山グラウンドワークの市民たちが大勢詰めかけた。駅舎に自分のれんがを埋め込んだ厨川小3年の長内佑希美さんは「来る人は少ないと思っていたのにこんなにたくさんの人が来て驚いた。れんがには秘密のことが書いてある」と話し、黒山の人だかりにびっくり。

  地域住民の松浦ヤエ子さんは「念願かなってようやく駅ができた。通勤通学に使う人はいるだろうし、わたしも乗りたい。孫たちが中央通に住んでいるので、これから子供たちも乗って行き来できるようになるのではないか」と話し、期待していた。

  地元に住む東日本鉄道OB会岩手地方本部顧問の山田勤さんは「北上まで行く列車を厨川駅から出してくれれば、青山駅からも通勤客はもっと乗る。JRに言えば実現できると思う」と注文していた。駅前広場ではさんさ踊りや、綿あめや甘酒が振るまわれ、お祭り気分を盛り上げた。


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