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若林剛岩手医大教授の講演などが行われた医学部進学セミナー
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医学部進学セミナー「医学部を目指す君たちへ」(県主催)は19日、盛岡市上田の県立中央病院で開かれた。医療人を志す高校生と保護者、学校関係者ら約60人が参加した。国内の生体肝移植の権威・若林剛岩手医大外科学第1講座教授の講演や研修医・医学部生によるフリートークを通じ、臨床現場の実際や医学部で何を学ぶかについて理解を深めた。
赤羽卓朗県保健福祉部長は「本県医療で最も大きな問題が医師不足。産婦人科や小児科が特に少ない。全国平均で医師数が8割。上回るのは盛岡周辺だけ。県北、沿岸は5割しかいない地区も。セミナーが医学部進学への意志を強め、本県で医療人として末永く活躍していただければと思う」とあいさつした。
若林教授は講演で、医師を志した動機、現在の仕事や最先端の外科医療を紹介した。
外科の面白さとして▽メスを使って治療する▽治療効果がはっきりしている▽患者への責任の重さ▽病巣を摘出できるため患者の喜びが大きい−ことを挙げた。治療は根治度(治療の効果)と侵襲度(患者への負担)、ベネフィット(利益)とリスクのバランスが大事だと説いた。
実際に内視鏡手術の映像を公開し、電気メスや止血器具を使った肝臓切除の様子を披露。
遠隔操作医療機器「da・vinci(ダ・ビンチ)」を使った最先端手術も紹介し、出血させず傷口を小さくし、退院期間を短縮するなど患者負担を減らす技術も説明した。
若林教授は「患者の痛みが分かる医師、患者の背景が分かるように大学でいろいろな経験を積んでほしい」とエールを送った。
石川さん(盛岡一高1年)は「脳神経外科に興味がある。祖父が脳内出血で手術を受けたがその傷口が小さかった。もしかしたら内視鏡手術だったかもしれない。手術といえばすぐ『切る』というイメージがあったが、患者の負担を少なくする努力が行われていると知った」と熱心に話を聞いていた。
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