2006年 3月 25日 (土) 

       

■ 株式会社でゼロから出発 武藤氏監督にFCガンジュ岩手発足

 株式会社を運営母体にするサッカーチームFCガンジュ岩手が23日発足した。スポーツ文化、町づくり、地域のコミュニケーション、地域活性化を目標に2010年のJ2昇格を目指す。

  監督は昨シーズンまでグルージャ盛岡で指揮を執った武藤真一氏(32)、運営部長はグルージャ選手会にいた藤原英一氏(59)、チームマネージャーはグルージャ設立当時の事務局長田中秀雄氏(59)。グルージャ盛岡に携わってきたスタッフが就任している。

  八幡平市のいこいの村岩手で発足説明会があった。「NPOではJリーグに昇格するには厳しい面がある。運営母体を株式会社構想で持っていかないと無理」と設立の動機を説明した。グルージャ盛岡の元役員らが中心となり今年2月に準備委員会を立ち上げた。

  武藤監督は「NPO法人と株式会社とではやり方が違う。今のNPO法人であれば(昇格は)不可能」と話す。一方で「敵意を持ってやっているわけではないのでグルージャはグルージャでJリーグに行ってもらいたい。やり方は違うがお互いが刺激し合っていきたい」とも話した。

  チームを運営するのは盛岡市中央通に設置する株式会社岩鷲エンタープライズ(仮称)。10日以内に法務局への登記申請が完了するという。県内の企業および個人からの1千万円の出資が決まっている。

  チーム名のガンジュは岩手山の別名。選手の練習拠点などは安代や松尾など盛岡近郊に比べて練習環境が整っていることから八幡平市となる。一部選手の宿泊、食事などはいこいの村岩手が行いクラブハウス的な役割も兼ねる。

  現在チームにはアマチュアの選手11人が登録され、この中に武藤監督も含まれている。将来的にはセレクションなどで追加登録し20〜30人を目指す。

  県内ではNPO法人Jリーグチームを盛岡に作る会(松好文司理事長)が運営するグルージャ盛岡がJリーグ昇格を目指してプレーしている。藤原運営部長は株式会社化などで意見が一致すればグルージャ盛岡と合流することもあり得るとの考えを示した。

  藤原運営部長は「チームはゼロからの出発なので何も失うものはない。思い切っていいチームを作る。県民の皆さん、サッカー関係者の力添えを今後ともお願いする」と話した。

  武藤監督からは「とにかく岩手では1番に。2010年にはJリーグで優勝争いができるチームにしていきたい」と話している。

  リーグは下からトーナメント大会、県社会人サッカーリーグ4〜1部、東北社会人リーグ2、1部となり、その上にJFL、J2、J1がある。新規チームがリーグに所属する場合は一番下から。FCガンジュ岩手がリーグに所属するにはトーナメント大会からになる。リーグに所属していないチームでも参加できる主な大会として、天皇杯県予選を兼ねた県サッカー選手権大会が5月に、6、7月にはリーグ未加入のチームのみが出場できる全国クラブ選手権の県予選がある。

  FCガンジュ岩手はリーグ所属などについては現段階では検討中。今後は4月15日にレセプションと選手紹介、公式戦は5月の天皇杯県予選を予定している。

  4月1日午後1時からいこいの村岩手に隣接する体育館でセレクションを行う。高校生以上であれば誰でも受けることができる。申し込みは(ファクス019−629−2887)で受け付ける。


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