盛岡市三本柳の総合型スーパーの盛岡南サティ(鈴木和夫店長)が3月31日、27年間の営業に幕を閉じた。最終日は午前9時の開店時間から近隣の主婦らが詰め掛け、土日のようなにぎわいとなった。
店内では衣類やバッグやかばん、時計、化粧品、食品などが2割から7割引きで販売され、最後の在庫一掃セールが行われた。
南仙北の40代の主婦、川村敬子さんは「ニチイのときから利用してきた。食品は近くの別なスーパーで買えるが衣料品はやはりサティ。あしたから困ってしまう」と困惑気味。
西見前の50代の主婦佐々木幸江さんは「開店当初から買い物に来ている。とても残念。津志田のマックスバリュで買うことになるのかしら。ただ衣料や日用雑貨は困る。どこか別の店でも入れば」と店内を歩き回っていた。
県産品販売のホクセイの佐川洋平店長は「当店は最初からのテナント。3人で店を営業してきたが仕方ない。最終日でもサティ側からは特別の話はない。当店では顧客に最後までサービスに努める」と最後の在庫セールに力を入れていた。
ロマナ美容室は日赤病院近くのビルに移転。「これまでの顧客に来てもらえる」と次の準備に取りかかっていた。
衣料店ローズタウンたまやの米澤隆夫社長は「最終日だがサティ側からは何も。当店が最後の最後まで顧客のために頑張るだけ。残念だが」と最後の販売に力を入れていた。
同サティの従業員の中には「きょうの閉店セールまで働くことで精いっぱい。仕事探しは残務整理などを終えてから」との声もあった。
この日の閉店時間は通常より2時間早い午後7時。同店側では「4月に入っても残務整理はある」とポツリと話していた。閉店後の店舗の活用は決まっていない。
|