2006年 4月 1日 (土) 

       

■ 〈英語ってどうなってんの?〉105 成田浩 未来は見えにくい

 こう見てくると、英語の現在形というのはかなり広い時間帯にまで及ぶ動作・状態を指すことが分かります。

  I    go    to    Tokyo    on    business
tomorrow.「あすは東京に出張する」はあす(明日)という未来でも、確定していることなら現在形goでもよいのです。

  また、東京への出張命令もでていて、出先との商談時刻などの予定まで決まっているというニュアンスなら、I’m
(am) going to Tokyo on business the day after tomorrow.「あさって東京に出張することになっているんだ」のように現在進行形でもいいのですから。

  未来なのだからwillはどうかというと、それももちろんいいのですが、「出張に行くことになりそうだ」という不確定の状態にあるか、自分としても進んでその出張を望んでいるふしもあります。

  こんな具合で、いわゆる未来に関する言い方は意思の有無、予定の確定性の程度、推量、義務、必然性や今後の可能性の含みなどがからんできて、純粋に「時間的に未来」だけで勝負できないのです。

  わたしはしばしばネーティブに直されますが、なかなかスパッと決まりません。いまだにだめです。中学時代に習ったWill,  shallも先のbe  going  toもmust,  have to,  can,  may,  should,
mightなども心的助動詞と呼ばれるほどです。

  willやshallについて、意思未来とか単純未来とか習いましたが、この区別自体からして決して「単純」ではありません。

  現代では shall のほうは、Shall I open the window?「窓を開けましょうか?」と相手の意思を尋ねるときくらいで、You shall have a reward.「お前に褒美をとらせる」などという言い方は高圧的なので使わず、I will give you a reward.「わたしはあなたにご褒美をあげましょう」と言うように自分の意思をwillで率直に相手に伝えます。

  またI’ll(will) be twenty years old next year.は「わたしは来年20歳になります」と言った具合に、自分の意思ではどうにもならない未来の事態もwillです。

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