■ 〈In Region〉新しい日詰商店街の期待を担う 自家製パン売り出す駄菓子屋の鈴木さん
|
| |
|
|
| |
 |
|
| |
店舗を改造し焼きたてパンの店をオープンした鈴木サチ子さん |
|
紫波町日詰郡山駅で駄菓子店を経営している鈴木サチ子さん(54)が店舗をリニューアルした。新たに加わった商品は手作りパン。本格的な調理設備を整え、自家製の焼きたてパンを提供する。味もオーソドックスな本格派。これが予想外の好評で子供からお年寄りまで多数の客が訪れている。
日詰商店街では2006年度から2カ年で、くらしのみちが整備される計画。商店街が新しくなっても従来通りの商売を続けていては厳しいと考え、鈴木さんは昨年9月からパン店を開く準備を始めた。
パン作りは全くの素人だったが、盛岡市黒川の白石食品工業の商品を長年扱っていた関係からパン職人を派遣してもらい、基本からパン作りに取り組んだ。店の半分に工房を設置しパン焼きの設備を整えた。店舗の半分は従来から扱っていた駄菓子や菓子に振り向けているが、メーンのコーナーには焼きたてのパンが並ぶことになった。
3月19日に設備が整ってから1週間ほどパン焼きの練習をしながら試験的に開業したが、これが評判を呼んだらしい。27日からは本格的に販売を開始。店名は「鈴徳みんなのパン屋さん」。地域の人たちから長年親しまれてきた鈴徳の名前を残してある。
営業時間は午前9時半から午後7時までだが、午後5時ころまでには売り切れてしまう。「指導していただいている先生がいるので今は1日3回焼くことができていますが、わたしとパートの2人でやることになりますから2回になるでしょう。とにかく自分のできる範囲でやっていきたい。くらしのみちできれいになる商店街のために役立ちたい」と鈴木さん。
品数はあんパン、クリームパン、ドーナツ、カレードーナツ、食パンなど15種類。パン焼きに余裕ができたら新たな商品も考えるという。4月からは地域での協働を狙いにパンの包装作業などを障害者に手伝ってもらうという。
オープン時にチラシを配るなどのPRを一切しなかった。ところが日詰商店街がオープンを知らせるチラシを作った。これを各店舗がウインドーに張りだしてサポートした。野村晋会長は「くらしのみちの整備に合わせて既存店も新しいものを作り出していくことでにぎわいを取り戻していくことになるでしょう」と期待している。
|
|
|
|
|
|
|