| |
|
|
| |
 |
|
| |
緊急で行われた日詰商店会の役員会 |
|
紫波町日詰地内でスーパーマーケットのユニバース(本社・青森県八戸市、資本金1億円、三浦紘一社長)の出店話が持ち上がり、地元の日詰商店会(野村晋会長)が緊急役員会を開くなど対応を協議している。出店計画が持ち上がっているのは紫波中央駅と日詰商店街の間に位置する約2・3ヘクタールの農地(一部宅地)。地元商業者らは、ここに大型店が出店すれば商店街や、地元商業者で出店した盛岡南ショッピングセンターが打撃を受け、動き出したばかりの中心市街地活性化に影響が出るのは確実と危機感を募らせている。
地元ではデベロッパーが今年に入ってから地権者を集めて出店計画について説明をした。ユニバース側は町への説明をまだしていない。本紙の取材に対しても「具体的に話せる段階にない」としている。
町や商店会は、地権者を通じて情報収集している。それによると地権者は9人、用地の合計は約2・3ヘクタール、借地で好条件の借地料を提示したという。同地域は第1種住居地域指定で店舗を出店する場合は建物の床面積が最高で3千平方メートルに制限されている。商店会では店舗面積2千平方メートル規模の施設になるのではないかと推測している。
紫波町内では昨年7月に街づくり会社のよんりん舎(鈴木勝見社長)が設立され、今年度から活動が本格化。日詰商店街の歩道を広くし歩行者が歩きやすくする「くらしのみち」の整備も今年度から始まる。
| |
|
|
| |
 |
|
| |
ユニバースが用地交渉をしている農地 |
|
これに合わせて店を改修しリニューアルする商店主も何人か出始め、徐々ににぎわいを取り戻しつつある矢先。商店主たちには大きな衝撃が走った。このため日詰商店会では3月30日夜に緊急役員会を開き、出店計画に対して反対していくことを確認した。
紫波中央駅前の新興住宅街には商店がほとんどなく、交通手段のない高年齢者から店舗の要望が強い。日詰商店会の役員会では「駅西の方たちは、店は望んでいるが、大型店は望んでいないと聞く。今のまちづくり3法では商業者の立場で反対はできない。住民の皆さんと一緒に力を合わせればやりやすい」と共同の反対運動の提案があった。
ほかに「日詰商店街が変わろうとしているときに水を差されたような気持ち」「反対できないからと座視していては出店に賛成していると思われかねない。反対の意思表示をすべき」との意見が相次ぎ、他の団体と会合を持ち早急に対抗策を考えることになった。
藤原孝町長は「ユニバースから具体的な内容は示されていないが、町民の皆さんがどう考えているかを聞いて考えていきたい」と話し、計画に対する見解は避けた。
|