2006年 4月 4日 (火) 

       

■ 町家で楽しむ旧暦のひな祭り 40年ぶりの享保びなに見学者感激 

     
  徳清倉庫で40年ぶりに飾られたおひな様を鑑賞する来場者  
 
徳清倉庫で40年ぶりに飾られたおひな様を鑑賞する来場者
 
  盛岡まち並み塾(村井軍一代表世話人)が主催する「町家と旧暦の雛(ひな)祭り」が1、2の両日、鉈屋町と大慈寺町、仙北町かいわいで開かれ、12の町家で各家庭に代々伝わるおひな様が公開された。

  2日には見学ツアーも催された。盛岡まち並み塾の事務局長を務める一級建築士の渡辺敏男さんらが、それぞれの町家とおひな様の由来などを説明。江戸時代の「享保びな」から昭和期のものまで姿や由来、年代もさまざま展示され、「多くの人の目に触れておひな様も喜んでいるように見えますね」などと話しながら楽しんだ。

  仙北町の佐藤家町家(徳清倉庫)では明治時代の7段飾りや享保時代のものなどが40年ぶりに飾られた。市内在住の女性は「保存状態も良く、おひな様の顔もとてもきれい。貴重なものを見ることができました」と感激した様子。同じ町屋に住み
、おひな様の展示をしている家の人たちも40年ぶりに飾られた貴重なおひな様を見に来場していた。

  主催する盛岡まち並み塾は盛岡の歴史的生活環境や建築、生活の知恵などを学びながら次世代に引き継ぎ、持続した生活環境としてのまちづくりを進めていくことを目的にした取り組みを進めている。

  盛岡の歴史的まちなみ環境である町家にスポットを当てておりシンポジウムや「町家カフェ」などの活動を展開。おひな様の公開は今年で3回目になる。

  渡辺さんは「外壁を改修しているが家の中に町家が残されている建物が市内には400以上ある。ひな人形を見ながら町家の姿を体験することもできる」と、催しの意義について話す。

  仙台市から訪れた女性は「まちづくりにかかわるボランティアをしているが盛岡での取り組みは素晴らしいと思う。おひな様もとてもすてきで盛岡がより好きになりました」と笑顔を見せていた。
  

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします