■ 最上階にシネコンが入居 大通旧ダイエー跡ビルのテナント決まる
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フォーラムのシネマコンプレックスが入ることになった仮称「MOSS(盛岡大通ショッピングセンター&スクリーン)」(北側正面からのパース) |
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盛岡市大通2丁目の旧ダイエー盛岡店跡地で計画されている6階建て複合商業ビルに株式会社フォーラム運営委員会(本社山形市、長澤裕二社長)経営のシネマコンプレックス(複合映画館施設=シネコン)が入居することが決まり、関係者が5日記者発表した。建物の名前も「MOSS(盛岡大通ショッピングセンター&スクリーン)」と決まった。シネコンは最上階の5、6階に入居する。施設テナントの第1号で核テナントとしての位置付け。今後、1階にスーパーが入居する予定で大通商店街の核店舗となる同ビルの全体像が固まりつつある。
5、6階に入るシネコンは7館が計画されている。200席から100席まであり、総座席数は約900席。同委員会はアート系の映画を中心に東北各地に34館の映画館を運営している。既存の盛岡フォーラムは3館で座席数が268席ある。この3倍規模になる。同社は山形市や八戸市内でシネコンとして映画館の運営も手掛けている。
MOSSは地上6階で店舗面積約1万1400平方メートル。岩手自販(山田一夫社長)と中央住宅産業(横澤寿郎代表取締役)の共同事業としてリニューアル計画を進めている。同時整備される駐車場は自走式で250台収容可能。11月中の完成を目指す。事業規模は約20億円。
横澤代表は「3月に旧ダイエービルを解体し新ビル建設の計画を立て仕切直しをした。大通、映画館はまさに映画の街。改めて長沢社長と交渉し今回の決定となった。シネコンが当ビルの最上階に入ることで下の階へのシャワー効果が生まれる。映画を見終わった後は大通、映画館通、菜園などで飲食したり買い物するなど波及効果がある」と説明した。
長澤社長は「2000年ころに北上市にシネコンができる前は、盛岡市の映画館は元気だった。今は北上市のシネコンに客を奪われた状態。盛岡フォーラムでは年間15万人の来館者数が今は10万人を割る状況」と現状を紹介した。
その上で「シネコンが一つの時代の流れ。ただし当委員会ではあくまで中心市街地でのシネコンを手掛けている。東北の主要都市でシネコンがないのは盛岡だけ。かつては東北地方で映画の街は盛岡がナンバーワンだった。しかし今は最下位。新ビルでシネコンをスタートさせ、年間最低36万5千人には来館してもらいたい」と力を込めた。
「盛岡フォーラムでは館内は飲食禁止だが、今回のシネコンでは可能になる。駐車場も確保される。映画はこれまでのアート系に加え、洋画などの娯楽作品も上映。現在の盛岡フォーラムを継続するかどうかはこれからの判断。いずれ映画館だけでなく街に魅力がなければ人は集まらない」と話した。同社としての投資額は約5億円を見込んでいる。1階にはスーパー7社が手を挙げているという。今月中旬ころには決まる見込み。他の階は飲食や子育て支援センターなどが入居予定。
記者会見に同席した岩手自販の山田耕三常務は「第1号のテナントが決まり、次に続けたい。市民に注目されていることを改めて認識した」と話した。
盛岡大通商店街協同組合の阿部利幸事務局長は「当理事会でも支援を惜しまない。新たな映画館がもりおかスクエア内にでき、街の活性化に弾みが付く。大いに期待したい」と話した。
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