2006年 4月 8日 (土) 

       

■ 民主新代表に小沢氏 「政権交代目指す」

 民主党の両院議員総会は7日午後、東京都内のホテルで開かれ、党所属国会議員のうち191人(1人欠席のため)の投票による選挙で小沢一郎前副代表(63)を新代表に選出した。小沢氏が民主党代表となるのは初めて。盛岡市の党県連事務所では県議らが選挙の行方をテレビで見守り代表就任を喜んだ。県内では党外からも二大政党制に向け、党立て直しへの手腕を期待する声が上がっている。

 代表選は菅直人元代表(59)との一騎打ちになった。両院議員総会で2氏が決意表明し、これを受けて無記名による投票が行われた。得票数は小沢氏が119票、菅氏が72票。待望論の追い風に乗って小沢氏が菅氏の追い上げを退けた。

  盛岡市の党県連事務所には藤原良信幹事長や県議会議長の伊藤勢至氏らが集まり、総会のテレビ中継を見詰めた。声も出さず両氏の決意表明に耳を傾けた。投票が終わり、開票が進むと投票用紙の厚さの違いで小沢氏の当選を確信。緊張感から解き放たれた。得票数が発表されると拍手が沸き県議らが握手を交わした。

  新代表に決まった小沢氏が「これからの民主党再建と政権への道を考え、使命と責任の重大さを感じている。本当にみんなで力を合わせ、何としても政権交代を、民主党の政権を目指し、私も全身全霊を尽くして一生懸命頑張っていきたい」とあいさつする場面が放映されると県連事務所も再び拍手が起きた。

  直後に藤原幹事長らが県連事務所で記者会見した。藤原幹事長は「待ちに待った民主党の代表に(小沢氏が)なれたことは、県連としてはもちろんだが岩手県民にとっても大変期待していたことでうれしいというのが率直な気持ち」と喜んだ。

  「政権交代に結びつく二大政党制づくりは国家国民のため、世界の中で日本の役割をしていくためにもしていかなければならない。民主党がそういう力を持つような政党になること、そのためにはきちっとした指導者が望まれていた。本格的な指導者が民主党に生まれたと言って過言ではない。前線に立って民主党を引っ張ってもらいたい。自民党が一番恐れるのが誰かと言えば小沢先生だと思う」と述べた 。

  増田知事は小沢氏の代表選出について「選ばれたのは危機的な状況にある民主党を再生し自民党に正面から対抗していくため、小沢さんの強いリーダーシップを期待したものであると思う。ぜひ党内でしっかりとした議論を行って党内をまとめ、自民党とは違う価値観や考え方を明確にした上で、国民から支持を得られるような政策を示し、二大政党制の中の一方の雄として政権を担い得る民主党にしてほしい」とコメントを出した。

  県商工会議所連合会の斎藤育夫会長も「国民は自民党と対抗し、いつでも政権交代できる健全な野党が必要だと、今度の問題で思いを新たにしたと思う。新代表は民主党の自民党との違いをはっきり示し、国民が選択しやすいようにすることが大事ではないだろうか。小沢さんが初めて代表になり、党にとってメール騒動の災いを転じて福になるのじゃないかと期待している」と、自民党の対立となることを望む。

  2人とも地方への理解を期待した。増田知事は「国と地方の関係の中で地方の役割を重視し、地方間の格差にも真正面から目を向けながら新たなチャレンジに勇気を与え、社会全体としてのセーフティーネットの構築に前向きな政策をぜひ打ち出していただきたい」と地方格差の現状を訴えた。

  斎藤会長も「地方格差の問題がある、大都市だけよくて地方はまずいということ、大企業と中小企業の問題について、もう少し中小企業、地方に重点を置いて政治をしてほしい。小沢さんは地方の出身なので理解が得られやすいのではないか」と期待した。


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