2006年 4月 8日 (土) 

       

■ 〈In Region〉旅の話をしよう 北田耕嗣さんが旅行代理店&カフェ

     
  トラベルマーケットjourney(ジャーニー)経営者の北田耕嗣さん(32)  
  トラベルマーケットjourney(ジャーニー)経営者の北田耕嗣さん(32)  

 旅行代理店とカフェを併設したトラベルマーケット&journey(ジャーニー)が盛岡市本町通2丁目にオープンして1週間。新業態に市民の関心は高いという。経営するのは元旅行代理店勤務の北田耕嗣さん(32)。ベンチャーとして新業態の成功に全力をかけている。

 トラベルマーケットのオフィススペースは26平方メートル。旅の相談窓口になる。カフェスペースは95平方メートルで34席あり、カフェやパスタ類などが飲食できる。食事をしながら旅の話をしたり、予約もできるなど旅の楽しさを追求する。

  店内はホテルのロビーをイメージ。旅行パンフレット、ガイド・旅行記の本などが置かれている。北田さんは旅の相談に応じながらコーヒーを入れる。

  北田さんは盛岡市の出身。子供のころから旅好きで、家族で全国各地を旅して歩いた。盛岡市立高校を卒業後、仙台市内の旅行の専門学校で2年間、旅行業に関する専門知識などを学んだ。

  専門学校1年のとき欧州への1人旅を経験した。「バッグ一つで旅をした。鉄道に1人乗っての旅。マッターホルンの景色に圧倒された。本で見ていたイメージを超えた。現地に行ってからの宿探しは大変だったけどとても良い経験。自分と同じように旅している学生にも出会った」と1人旅の良さを語る。

  学校では国内外の旅行取扱主任の資格を取得。卒業後に帰郷し大手旅代理店に入社し、10年間現場で旅行業を学んだ。「営業の仕事もし飛び込みで団体旅行のセールスもした。そのとき契約をしてくれた会社とは今でもつき合いがある。海外への添乗員の経験もした。カナダではツアー参加者の倍の料理を注文した間違いもしたけど。さまざまなお客と接しながら、その人やそのグループに適した旅が提案できたらと考えていた」と言う。

  自分なりの旅の提案ができないだろうか。客と話し合いをしながらのベストな旅の提案をしたい。そんな気持ちもあり会社を退社。ベンチャーの道を歩み出した。盛岡市産業支援センターに入居し起業の手順などを学び、昨年秋にトラベルマーケットを創業。そして今年の1月にいわてビジネスグランプリ(いわて産業振興センター主催)に挑戦し、旅行代理店業と飲食業を融合させ、旅行をより楽しむくつろぎの空間を提供するビジネスプランでグランプリを受賞した。

  店は3月31日の開店。北田さんは「旅を中心として気軽に集まれる新しいコミュニティーのスペースにしたい。旅をしてきた人が旅の楽しさを語る。この場で新しい旅の仲間ができ、旅のプランが生まれるかもしれない。わたしはさまざまな相談に応じたい。これからが本番。お客と一緒に育っていけば」と話す。営業時間は午前10時から午後10時。問い合わせはトラベルマーケット(電話622−5252)。


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