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アジアゴ・マルゲリータ幼稚園での交流 |
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矢巾町の不来方高校(川村祥平校長、生徒1014人)の音楽部がこのほど、13日間にわたるイタリア演奏旅行を終えて無事に帰国した。訪れたのは、花の都フィレンツェなど4都市。教会や学校などで10回以上の舞台をこなしたほか、食事をしたレストランや街角でも積極的に自分たちの合唱を披露。行く先々で、温かい拍手に迎えられた演奏旅行は、大成功で幕を下ろした。
期間は3月16日から28日まで。1年から3年までの部員27人とOG10人、指導教諭と父母を合わせて総勢46人。演奏曲は、宗教曲やイタリア民謡のほか、日本の童謡なども。幼稚園から大学までの各学校では、演奏の後に折り鶴をプレゼントしたり、食事に招かれたりと交流も広がった。
フィレンツェでは「花の聖母寺」と呼ばれるドゥオモでの演奏を実現。事前の厳しい審査を通過した同部に与えられたのは15分間。だが、現地の担当者や観客からの「もう1曲」というアンコールに応えるうち、最終的には30分が経過していた。
石造りで天井が高い教会の建物は、音の響きが格別。高く上昇し、再び天から降ってくる自分たちの声の響きに、初めて体験する生徒たちは感動。教諭たちも、後ろから声が戻ってくるという残響の長さを計算に入れて、日本とはテンポやフレーズを変えて指揮をしたという。
一方で、暖房もない建物の中は冷蔵庫のような寒さ。生徒たちは日本から持っていった携帯カイロを背中に張って乗り切った。
訪れる前は「言葉も通じないし、日本で練習した曲がイタリアで受け入れられるのか不安だった」と言う村上尚愛部長。演奏のたびに現地の人から送られる惜しみない拍手に「言葉が通じなくても、歌が心を通じ合わせてくれる」と実感した。
教会で初めて歌ったときは「自分の声が遠くに行って、返ってくる感じ。信じられないほどの感動」を受けた。宗教曲が生まれ、受け継がれてきた土地で歌うことができることに幸せを感じた。
「聴いてくれる人の温かさや思いを逆に頂いたような感じ。歌は国境を越えて人の心と心をつなげてくれる。音楽の大きさを改めて感じた」と話していた。
同部が初めて外国への演奏旅行を行ったのは、文化庁の派遣でフランスを訪れた1998年。以後、父母会の主催で2年に1度のペースで実施している。
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