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斎藤喜郎さんの木版画「背籠」 |
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手わざのぬくもりを伝える籠(かご)をテーマにした木版画展が、盛岡市つなぎ字尾入野の盛岡手づくり村・染屋たきうら工房内ゴツボギャラリーで20日まで開かれている。
制作した斎藤喜郎さん(51)=盛岡市夕顔瀬町=は「籠には手仕事の魅力がある。おばあさんに背負われ、何十年も使い込んできたような籠に特に引かれる」と話している。
山仕事などに携行された「こだし」に、豆腐売りが来た時代を思わせる「豆腐籠」、持ち手が付いたおしゃれな「林檎(りんご)籠」。展示された木版画15点は、生活や仕事に密着した籠たちをじっくりと見詰めて表現した。
「同じ籠でも用途や地方によって形が違う。本当は土が付いているような昔からの物がいいが、最近は県内でもあまり見かけなくなった」と斎藤さん。遠くは九州から、味わいのある籠を取り寄せたこともある。
斎藤さんは東京の美大在学中から版画に取り組み、広告制作会社などに勤務の傍ら制作を続けてきた。
籠をテーマにして25年。印刷物やテレビCMなどのデザインに携わっているが、籠の木版画が飲料水のパッケージに採用されたことも。商品に素朴さを添えるなど相乗効果もあるようだ。
編み目まで巧みに表現された木版は、籠が持つ独特の素材感も伝えるよう。
ゴツボギャラリーを主宰する滝浦輝夫さん(染屋たきうら)は「画面から手仕事の素晴らしさが伝わってくるようだ」と話していた。
問い合わせは、盛岡手づくり村・染屋たきうら(電話689−2345)まで。
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