2006年 4月 9日 (日) 

       

■ 発売額前年の2割減 岩手競馬が開幕 厳しいスタートに

 06年度の岩手競馬が8日、奥州市水沢区姉体町字阿久戸の水沢競馬場で開幕した。

  雨模様の水沢競馬場に駆けつけたのは2943人。前年度を33%下回った。全体の入場人員は1万6031人で前年度対比2・1%減だった。発売金額は1億7498万2400円にとどまり、前年度を21・2%下回り、目標計画額に対しても3・4%届かなかった。天候の影響があったものの、厳しいスタートとなった。

  新たに発売された3連勝式馬券の売れ行きは、3連複が合計で3407万円、全体の19・5%を占めた。3連単は約3074万円で同17・6%を占めた。3連勝導入によってこの日、計10本の万馬券が飛び出した。
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  県競馬組合管理者の増田寛也知事が初めて水沢開催の初日に出席した。開幕セレモニー前には職員のほか調教師・騎手の朝礼で訓示。「経営改善は厳しい状況にあるが、県民に負担を求めるのではなく、われわれの努力で存続させていきたい」と関係者の一層の努力を呼びかけた。

  パドックでの開幕式で増田知事が開幕を宣言。昨シーズン、岩手競馬史上最多の年間215勝を達成した小林俊彦騎手部会長が「奥州市誕生の年にふさわしい熱く激しい、そしてファンに夢と感動を与える騎乗をすることを誓う」と力強く宣誓した。

  同組合は、売り上げ増に向け前年度から改革実行計画を実行。改革初年度の昨シーズンは、集客イベント、追加開催などで誘客を図ったものの、売り上げ計画299億3千万円に対し、最終的に約2億9千万円届かなかった。

  今年度の売り上げ目標は、前年度より約30億円多い326億9000万円。同組合予算に対し、県議会など構成団体の議会から「そんなに売り上げが見込めるのか」との否定的な声が相次いだ。

  増田知事は取材に対し「正念場であることは間違いない」としながら「今シーズンは結果が問われている大事な年。それぞれの役割を果たせば必ず良い方向に向かう」と再生へ強い意気込みを語った。

  同組合が売り上げ増の足掛かりにしたいのが、新たに導入する「3連勝複式・3連勝単」の馬券発売と「インターネット投票」。特にインターネット投票は、岩手競馬のウェブサイトを新たに設け、出走馬、騎手、オッズなどの関連情報を提供しながらパソコン、携帯電話で勝馬投票券を購入することができる。全国の岩手競馬ファンの拡大も期待されている。

  しかし会員募集が4月からと出遅れたため、本格的な利用者拡大はこれからの課題。初日のインターネット投票の利用状況は407万5600円だった。



 


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