照井崇県教育長は7日の定例記者会見で、06年度の抱負、重点的施策について述べた。
「今年度は(前年度の基本姿勢を)より強固なものとして、引き続き山積する諸課題に積極的に取り組んでいきたい。施策を推進する場合の手法として現在進めている教育の質を高める運動を一層推進していく必要があると考えている」と話した。
06年度重点的な取り組みとして学校教育分野で、大きく5つの事項を示した。
県教委が最重要課題ととらえているのは少人数教育の充実と学力の向上の推進で@少人数指導、少人数学級、すこやかサポート非常勤講師を柱とした少人数教育の充実A子供たち一人ひとりの学習到達度に応じた事後指導の徹底B授業改善に向けた教員研修の拡充C課題となっている数学・英語を中心に指導主事が学校を訪問指導するD大学進学を目指す生徒への指導・支援の充実E医師確保など県政の課題に応える人材の育成−を挙げた。
キャリア教育の充実では「子供たちが小さいときから将来の目標をしっかり持ち、実現できるようにすることが大切」とした。小中高のそれぞれの段階に応じて組織的、系統的なキャリア教育を産業界と連携しながら推進。ものづくりを支える人材育成として工業高校への専攻科の設置を進める。
学校不適応対策の推進では「すべての子供たちが毎日元気で明るく登校し、充実した学校生活を送ることができるように環境を整えることが重要な責務である」との観点から、教員が普段から子供、保護者とコミュニケーションをとり、一人ひとりの状況を的確に把握する。スクールカウンセラーなど相談機能のさらなる充実を図り、状況に応じたきめ細かな対応をする。
特別支援教育の推進では、「障害のある子供たちの自立、社会参加に向けた取り組みを一層支援していきたい」という。盲・ろう・養護学校が地域における特別支援教育のセンターとしての機能を発揮できるよう充実を図るほか、小中学校の通常学級に通っている障害のある子供、養護学校で医療的なケアを必要とする子供に対する支援を行っていく。
児童生徒の体力の向上では子供の体力が近年低下傾向にあることから、運動やスポーツに進んで参加できるように小中学校の指導方法の改善を図る。
文化振興分野では、「平泉の文化遺産の世界遺産登録実現は県民の皆さんの一層の自信・誇りにつながると考え、全力で取り組んでいく」と、7月に国へ推薦書提出を予定している平泉の世界遺産登録に重点を置く。6月には海外の専門家を招いて国際会議を開き、平泉の文化遺産価値が国際的に見てどうなのか評価してもらう。
スポーツ分野は県民に夢、感動を与える競技スポーツの充実、振興のため、06年度は特にジュニア層を重点的に取り組む。中学校では指導者のレベルアップ、高校では指導者を長期配置し、国内外の高い技術を有するチームを招くなど競技力の向上を図る。
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