2006年 4月 9日 (日) 

       

■ シルクロード紀行写真展 13人が見た中近東

     
  第7次シルクロード紀行写真展の会場  
 
第7次シルクロード紀行写真展の会場
 

 県立博物館友の会の第7次シルクロード同行会(佐藤宏団長)のシルクロード紀行写真展が9日まで、盛岡市中央通1丁目のエスポワールいわてで開かれている。昨年9月27日から10月11日まで中近東4カ国を回って撮影した約70点を展示。盛岡市と奥州市の13人の団員が見た異国の風景を紹介。古代遺跡、厳しい自然、人々の暮らしを、それぞれのカメラで鮮やかにとらえている。
 
カタール、イラン、トルコ、シリアを訪問した際に団員が撮影した約60点が展示されている。佐藤団長は「団員それぞれが見たシルクロードがバラエティーに富んで並んでいる。美術的に見る写真展というより、世界に一枚しかない写真による紀行として見たい」と話し、改めて旅の感動に浸っていた。

  佐藤団長がトルコで撮影した「メテオホール」の写真はいん石が落下したクレーターを写したもので、約60メートルに及ぶ深い穴がくっきり。

  佐藤団長はカスピ海を写した写真を見ながら「カスピ海はまさに海で水平線しか見えない。海底から石油が出ていることや工場排水や生活排水によって水が汚れていて、水が減ってカスピ海がどんどん狭くなっているという」と話す。厳しい環境を実感したようだ。

  メソポタミア文明の流れをくむ紀元前のウラルトウ王国の写真など、埋もれた歴史を掘り起こす写真も多い。副団長の松田美智子さんの「ヴァン湖の夕日」はトルコのヴァン湖の幻想的な風景を撮影した。松田さんは「太陽が沈んでいくのをずっと見ながらこれだという瞬間を狙った」と撮影時を振り返った。

  盛岡市の中田静子さんの「西瓜のモニュメント」のように現地の日常風景をとらえた作品も多く、さまざまな視点から異国を垣間見ることができる。


 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします